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22 件中 1〜20 件を表示

有明海における底泥輸送現象のモデル化

港湾空港技術研究所  報告  042-04-02

2003年12月

海洋・水工部 主任研究官
中川康之

陸域からの負荷が大きく閉鎖性の強い内湾域においては、シルトや粘土等の泥質物の輸送・堆積現象が海域環境の変動に深く関与する。本研究では、このような泥の輸送が海域環境の形成にきわめて重要と考えられている有明海を対象として、現地データの解析による底泥輸送特性の把握と...

難視界時の把持作業における触覚を用いた遠隔操作支援手法

港湾空港技術研究所  報告  042-04-01

2003年12月

施工・制御技術部 制御技術研究室
内海真、酒井浩、秋園純一

 水中では、濁りにより視覚情報が乏しくTVカメラによる遠隔操作を行えない。このことが、遠隔操作式水中施工機械導入の障害となっている。この濁りに対応した把持機能を持つ遠隔操作式施工機械を水中施工に導入することで、不要なブロックの撤去や建造物の解体作業等の機械化が...

コンクリートの局所的圧縮破壊現象とその評価手法

港湾空港技術研究所  報告  042-03-01

2003年09月

地盤・構造部 主任研究官
岩波光保、渡辺健、横田弘、二羽淳一郎

コンクリートが圧縮力を受けて破壊する場合、ある限られた領域のみに破壊が集中する、すなわち、破壊の局所化が生じることが知られている。これまで、コンクリートの材料特性や形状・寸法が圧縮破壊の局所化に及ぼす影響などが実験的に検討されているものの、そのメカニズムについ...

模型実験による臨海都市部の津波氾濫のリスク評価

港湾空港技術研究所  報告  042-03-05

2003年09月

海洋・水工部 波浪研究室
安田誠宏、平石哲也

 平成11年の福岡水害、平成12年の東海豪雨水害などに代表されるように、近年は都市型水害が多発している。その際、地上での被害ばかりでなく、水防対策の不備により、地下施設において多大な人的・資産的被害が発生した。一方、都市臨海部においては、土地利用の高度化や地下...

台風による内湾の波浪・高潮の双方向結合推算モデルの構築

港湾空港技術研究所  報告  042-03-04

2003年09月

海洋・水工部 主任研究官
河合弘泰、川口浩二、橋本典明

 これまで一般的に波浪推算と高潮推算はそれぞれ独立して行われてきたが、このような方法でも実務で大きな支障が生じることは少なかった。ところが、台風9918号による周防灘部の波浪と高潮を十分に再射ることはできなかった。その原因の一つは海上風の過小評価であるが、その...

強潮流海域における水中観測システムの研究(第1報;システムの基本構成と基礎運動シミュレーション)

港湾空港技術研究所  報告  042-03-03

2003年09月

施工・制御技術部 制御技術研究室
酒井浩、田中敏成

 港湾における各種調査や工事の施工管理において、視認による海中状況の観測、作業状況の監視や出来形管理は非常に重要な作業であるが、未だに潜水士の目視作業によって行われるのが一般的である。  このような中で、東京湾口航路整備事業において、第三海堕の撤去構造物によ...

触像を用いた油圧汎用施工機械の遠隔操作に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  042-03-02

2003年09月

施工・制御技術部 制御技術研究室
平林丈嗣、山本恭、酒井浩、秋園純一、内海真

 大水深岸壁、廃棄物埋立護岸、海上空港等の海域の利用は、今後ますますその要請が高まる。それに伴い港湾構造物を中心とした大水深構造物の建設・維持管理は、安全にかつ効率的に実施することが求められている。その解決手段の一つとして機械化施工が挙げられるが、海中では工事...

直立部に消波構造を用いた新しい高基混成堤の開発-水理特性および耐波安定性に関する実験的研究-

港湾空港技術研究所  報告  042-02-11

2003年06月

海洋・水工部 耐波研究室
下迫健一郎、高橋重雄

 従来・我が国における混成防波堤は、衝撃砕波力の発生や、波による基部の洗掘などの問題を避けるため、マウンドの低いもの(低基混成堤)が主流となっている。しかしながら、マウンドの高い高基混成堤も、施工面や全体的な経済性から有利な点も少なくない。また、環境面への影響...

羽田空港の地震動特性に関する研究(第2報)スペクトルインバージョンによるサイト特性

港湾空港技術研究所  報告  042-02-10

2003年06月

地盤・構造部 主任研究官
野津厚、佐藤陽子、菅野高弘

羽田空港では沖合展開以後地震観測を継続的に実施しており記録の蓄積が進んでいる。それらの記録から空港施設の耐震設計に役立つ情報を抽出することを念頭において一連の研究を実施している。前報ではアレー観測の記録にF-K解析を適用して、表面波の特性、特に位相速度と周期の...

コンテナクレーンの耐震性向上に関する研究-免震コンテナクレーンの開発-

港湾空港技術研究所  報告  042-02-09

2003年06月

地盤・構造部 構造振動研究室
菅野高弘、芝草隆博、藤原潔、徳永耕一、槙本洋二、藤木友幸

 1995年兵庫県南部地震では神戸港のコンテナクレーンに大きな被害が発生した。その教訓から、大地震が起こっても、損傷や脱輪がなく地震後すぐに荷役作業を行える免震コンテナクレーンを開発し、縮尺模型による実証試験を行った。  免震コンテナクレーンは免震装置をクレ...

久里浜湾における越波被災の要因と特性-ナウファスを用いた臨海部の越波災害予知法の構築-

港湾空港技術研究所  報告  042-02-08

2003年06月

海洋・水工部 波浪研究室
安田誠宏、服部昌樹、平石哲也、平山克也、永井紀彦、小川英明

 臨海部では、人々が快適に海に親しみ楽しむことができるような、付加価値の高い防波堤、護岸等の親水性施設が数多く建設されている。こうした臨海部における防護施設の設計には、従来より平均越波流量が許容値として用いられている。しかしながら、その推定精度は低く、実際には...

スラグセメントを用いたコンクリートの海洋環境下における長期耐久性

港湾空港技術研究所  報告  042-02-07

2003年06月

地盤・構造部 材料研究チーム
Tarek Uddin MOHAMMED、浜田秀則、山路徹

 多くの海洋コンクリート構造物において、海水中の塩化物イオンがもとで生じる鉄筋腐食による早期劣化が発生している。塩化物イオンの浸透をどのように抑制するかは、構造物の長期耐久性を実現するための重要な課題である。各種の比較的短期間の実環境暴露試験や促進試験の結果か...

ASRが発生したコンクリートの特性および内部鉄筋ひずみとコンクリート表面ひずみの関係

港湾空港技術研究所  報告  042-02-06

2003年06月

地盤・構造部 材料研究チーム
Tarek Uddin MOHAMMED,浜田秀則、山路徹

 アルカリ骨材反応(ASR)が発生しているコンクリートにおいて生じている、コンクリート自身の物性、内部鉄筋およびコンクリート表面のひずみ、ひび割れの進展、鉄筋の機械的性質等の変化に関して詳細な実験的検討を行った。それに加えて、コンクリート中への塩化物イオンの拡...

斜め組杭式桟橋の地震時挙動に関する数値解析と耐震性能照査法の提案

港湾空港技術研究所  報告  042-02-05

2003年06月

地盤・構造部 構造強度研究室
横田弘、浜田純次、大熊弘行、杉澤政敏、芥川博昭、津國正一、佐藤博

 斜め組杭式桟橋においては、部材の応力や支持力に対する限界値を満足するように設計が行われている。耐震性能上は杭の引抜き限界値が支配的となることが多く、従来はこの引抜きが生じないことが照査されている。しかし、杭の引抜きが生じたとしても、押込み側の杭の支持力が存在...

粘土地盤中の根入れ基礎の鉛直支持力に関する遠心載荷模型実験と解析

港湾空港技術研究所  報告  042-02-04

2003年06月

地盤・構造部 地盤改良研究室
中村健、北詰昌樹

 深層混合処理工法の現行の設計では、改良地盤を一種の構造物と見なして周囲に対して滑働、転倒と支持力の検討を行っているが、原地盤の土に比べて強度および変形係数が著しく大きい改良土は根入れのある浅い基礎と同等に考えることもでき、安定の検討も偏心傾斜荷重下の浅い基礎...

SCP改良地盤における水平抵抗特性

港湾空港技術研究所  報告  042-02-03

2003年06月

地盤・構造部 地盤改良研究室
北詰昌樹、高橋英紀、竹村慎治

サンドコンパクションパイル(SCP)工法は、締固められた砂杭による支持力・せん断力の増加や矢板等の水平抵抗力の増加等を目的とした地盤改良工法の1つである。支持力や圧密沈下に関しては、数多くの現地載荷試験や遠心模型実験が行われている。一方、SCP改良地盤の水平抵...

時間発展型擬似段波モデルに基づく砕波モデルの開発

港湾空港技術研究所  報告  042-02-02

2003年06月

海洋・水工部 主任研究官
平山克也、原信彦

 水面の運動学的境界条件を満足するブシネスク方程式によって砕波現象のメカニズムを直接記述することは不可能である。一方、実務において実施される波浪変形計算では、砕波現象自体を解析することよりもむしろ、砕波が周辺の波・流れ場に与える影響を定量化することが重要である...

グリーンベルトを用いた南太平洋地域の津波対策

港湾空港技術研究所  報告  042-02-01

2003年06月

海洋・水工部 波浪研究室
平石哲也、原田賢治

 環太平洋地震帯の南縁に位置するインドネシアやパプアニューギニア地方は、従来から数々の地震被害とそれに伴う津波被害を受けてきた。その中でも1998年パプアニューギニア北岸のシッサノ地区を襲った津波は局所的に15mの遡上高を記録し、2000人の命を奪っている。ま...

サクション基礎構造物の安定性に関する模型実験

港湾空港技術研究所  報告  042-01-04

2003年03月

地盤・構造部 土質研究室
山﨑浩之、森川嘉之、小池二三勝、出野雅和、矢沢岳

 サクション基礎の安定性に関して、静的水平載荷試験と振動台試験の2つの模型試験を行った。模型試験結果を解析し、外力作用時のサクション基礎の変形特性、根入れ効果などを調べた。また、提案されている設計法の確認も行った。得られた主要な結論は以下のとおりである。 (...

半経験的な強震動予測手法の改良に関する提案

港湾空港技術研究所  報告  042-01-03

2003年03月

地盤・構造部 主任研究官
野津厚、深澤清尊、佐藤陽子、菅野高弘

 従来より強震動予測の分野で用いられてきた経験的グリーン関数法に対し、大地震の滑り速度時間関数をより適切にモデル化できるようにすることと、媒質の非線形挙動の影響をより適切に反映できるようにすることの二点を念頭において改良を試みた。  経験的グリーン関数法に用...