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18 件中 1〜18 件を表示

流出油回収装置への蒸気エゼクタの応用

港湾空港技術研究所  報告  048-04-06

2009年12月

施工・制御技術部 油濁対策研究チーム
藤田勇、吉江宗生、竹崎健二

蒸気エゼクタを用いた油回収装置について実験的に検討した。海上に流出した油はW/O型エマルジョンを形成し体積の増加と共に、時として1,000,000mPa.sといった高い粘度を示すようになる。こうしたレオロジー的な変化は現場における油回収を非常に困難なものとして...

水中鋼構造物の非接触式肉厚測定器の開発

港湾空港技術研究所  報告  048-04-05

2009年12月

施工・制御技術部 計測・制御研究チーム
吉住夏輝、松本さゆり、片倉景義

港湾構造物のような水中鋼構造物の検査を目的とした非接触式の肉厚測定機を開発した。従来の接触式の検査手法に比べ、非接触式とすることで効率的な検査が可能である。先ず、非接触測定に必要なキーデバイスとして、大口径を有する広帯域超音波送受波器を製作した。この送受波器は...

空港アスファルト舗装剥離の非破壊探査方法の提案

港湾空港技術研究所  報告  048-04-04

2009年12月

空港研究センター 主任研究官
前川亮太、蘇凱、水上純一、坪川将丈

 空港舗装の損傷の一形態である層間剥離現象を対象に、その発生の有無を効率的かつ客観的に探査できる手法を構築した。  空港において層間剥離を探査する際、従来は打音調査法によって実施されてきた。この手法は、ハンマーで路面を叩いた時の反響音から剥離の有無を判別する...

水中音響レンズを用いた超音波式三次元映像取得装置の開発

港湾空港技術研究所  報告  048-04-03

2009年12月

施工・制御技術部 計測・制御研究チーム
松本さゆり、片倉景義、吉住夏輝

 水中施工状況の確認は、潜水士によるレベル測量と目視による出来栄え確認により実施される。通常の施工は水中の透明度には関わりなく実施され、また作業中においては底泥のまき上げにより透明度がさらに低くなる場合も有りうる。このような悪条件下において、潜水士による水中の...

断面修復を施したコンクリート床版の鉄筋腐食性状に関する検討

港湾空港技術研究所  報告  048-04-02

2009年12月

地盤・構造部 構造研究チーム
加藤絵万、審良善和、岩波光保、横田弘

塩害により劣化した鉄筋コンクリート(RC)部材の一般的な補修工法のひとつである断面修復工法では、断面修復材内部の鉄筋の腐食は抑制されるが、断面修復材とコンクリートの界面近傍において鉄筋のマクロセル腐食が進行することがある。本研究では、塩化物イオン含有コンクリー...

杭の軸直角方向抵抗性能を推定するためのChangのモデルに用いる地盤反力係数の新たな推定方法の提案

港湾空港技術研究所  報告  048-04-01

2009年12月

地盤・構造部 地盤・構造部長
菊池喜昭

従来から、港湾の施設の技術上の基準・同解説(以下技術基準)では、杭の横抵抗を推定するために、弾性床上の梁理論を用いている。この際の地盤反力モデルとしていわゆるChangのモデルのほかに、港研方式を提示してきた。これらの方法を用いるためには、地盤反力係数を決定す...

ブシネスクモデルを用いて算定したリーフ上護岸の設計諸元に関する考察

港湾空港技術研究所  報告  048-03-02

2009年09月

海洋・水工部 波浪研究室
平山克也、春尾和人、宮里一郎

 一般に、護岸の天端高は、沖合より波浪変形計算等を行って換算沖波波高等の設計諸元を算定した後、合田(1975)による越波流量算定図を用いて推定される越波流量が、対象となる護岸背後の利用状況や重要度に応じて決められた許容越波流量を超えないように決定する。しかし、...

消波ブロック被覆堤における消波工被覆状態の静水面波圧に及ぼす影響

港湾空港技術研究所  報告  048-03-01

2009年09月

海洋・水工部 耐波研究室
関克己、有川太郎、水谷雅裕

海岸構造物の設計方法が仕様規定型から性能規定型への移行にあたり、より精度の高い設計・性能照査方法として変形を考慮した設計法の研究が進められている。また、信頼性設計は外力を確率的に表現することが求められている。しかしながら、変形を考慮すること、および外力を確率的...

任意形状スペクトルによる多方向不規則波の造波法の提案

港湾空港技術研究所  報告  048-02-09

2009年06月

海洋・水工部 波浪研究室
平山克也、宮里一郎

 浅海域において港湾・海岸構造物を設計する際には、沖で観測あるいは推算された方向スペクトルをもとに、海底地形等による波浪変形を考慮して、周辺波浪場を予測することが必要である。近年では、この波浪場の予測に数値解析手法が用いられることが多くなってきている。  一...

海上大気中における各種防食塗装による鋼材の防食効果と塗膜の健全性評価手法

港湾空港技術研究所  報告  048-02-08

2009年06月

地盤・構造部 材料研究チーム
審良善和、岩波光保、山路徹

本研究は、港湾鋼構造物を塗装工法で防食する際に用いられる各種塗装系の長期防食効果を把握することを目的に、重防食塗装系を中心とした暴露試験を海上大気中および海水シャワー暴露場で実施し、各塗装系の防食効果および美観に関する性能評価を行った。また、塗装工法により被覆...

沿岸域に用いた気泡混合処理土の長期安定性確認調査

港湾空港技術研究所  報告  048-02-07

2009年06月

地盤・構造部 土質研究チーム
渡部要一、田中政典、佐々真志

近年、軽量化によりもたらされる高い付加価値に期待して、気泡混合処理土は沿岸域での施工実績を着実に伸ばしている。しかしながら、気泡混合処理土は不適切な現場環境の下では劣化が進行し、甚大な損傷を受ける可能性も有している。本研究では、気泡混合処理土(SGM)が沿岸域...

信頼性設計に基づく性能設計実現に向けた新しい地盤定数設定法の提案

港湾空港技術研究所  報告  048-02-06

2009年06月

地盤・構造部 土質研究チーム
渡部要一、田中政典、佐々真志、菊池喜昭

各種施設の設計基準に、信頼性設計や、それに基づいた性能設計が本格的に導入されつつある。2007年に制定された新しい港湾基準は、性能設計が本格的に導入された我が国初の設計基準であり、その中で、筆者らが提案する新しい地盤定数設定法が採用された。一般に、性能照査に用...

東京国際空港D滑走路の事前海底地盤調査結果に関する一考察

港湾空港技術研究所  報告  048-02-05

2009年06月

地盤・構造部 土質研究チーム
渡部要一、田中政典、佐々真志、野口孝俊、宮田正史

東京国際空港では、逼迫する航空需要に応えるため、沖合に4本目の滑走路(D滑走路)を建設する再拡張事業が進められている。建設予定地の事前海底地盤調査において、粘土層については乱さない試料が採取され各種室内試験により地盤定数の評価がなされた。また、砂地盤については...

分割型圧密試験によって評価した関西国際空港海底粘土の圧密挙動に見られる層厚の影響

港湾空港技術研究所  報告  048-02-04

2009年06月

地盤・構造部 土質研究室
渡部要一、田中政典、佐々真志、江村剛

本研究の目的は、長期圧密挙動に見られる層厚の影響を実験的に明らかにすることである。層厚が増せば、供試体と圧密リングとの間に発生する摩擦による圧密圧力損失を考慮しなければならなくなる。層厚20mmの供試体を用いた圧密試験における摩擦損失を評価するために、摩擦によ...

関西国際空港海底粘土の長期圧密挙動に関するアイソタックモデルによる評価

港湾空港技術研究所  報告  048-02-03

2009年06月

地盤・構造部 動土質研究チーム
渡部要一、田中政典、佐々真志、森川嘉之

ひずみ速度効果に着目してアイソタック概念を取り入れた粘土の圧密特性に関する研究が、多くの研究者によってなされてきた。これらの研究の多くは、長期圧密に関する予測精度の向上を目指したものである。本研究では、関西国際空港の長期的な圧密沈下挙動の予測精度向上を目指して...

潮流と海浜流による砂と凝集性土砂の底質輸送と干潟の地形変化に関する3次元数値モデルの開発と現地適用

港湾空港技術研究所  報告  048-02-02

2009年06月

海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム
鵜﨑賢一、栗山善昭

干潟の動的安定性を維持するためには、干潟の地形変化を予測する手法を確立することが必要となる。干潟の底質移動では潮流が支配的な因子であると考えられるが、大きな底質輸送と地形変化が生じる満潮の暴浪時などでは、風波による巻き上げや海浜流による底質輸送を無視することは...

桟橋のライフサイクルマネジメントシステムの構築に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  048-02-01

2009年06月

ライフサイクルマネジメント支援センター 主任研究官
加藤絵万、岩波光保、横田弘

 著者らはこれまで、ライフサイクルマネジメント(LCM)の概念に基づく港湾施設の維持管理を提案している。これまで、点検診断、総合評価、対策の方法、それらに関するデータベースなど、個々の要素技術については、それらに関する研究・調査から有益な知見が蓄積されており、...

リプレイサブル桟橋上部工の構造性能評価手法に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  048-01

2009年03月

地盤・構造部 構造・材料研究チーム
岩波光保、加藤絵万、横田弘

 港湾構造物の中でも、桟橋の上部工コンクリートには塩害による劣化が最も生じやすく、数多くの劣化事例が報告されている。塩害による劣化がある程度以上進行すると、構造物の構造性能に影響を及ぼすようになることから、構造物の安全性と円滑な荷役作業を担保するためには、適時...