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17 件中 1〜17 件を表示

GPS波浪計ネットワークを用いた平成22年(2010年)チリ地震津波の日本沿岸における変形特性の解析

港湾空港技術研究所  報告  049-04

2010年12月

海洋・水工部 海象情報研究チーム
河合弘泰、佐藤真、永井紀彦、川口浩二

 全国港湾海洋波浪情報NOWPHASでは東北~四国沿岸の水深100~300mの地点に11基のGPS波浪計を導入しており、これらがネットワークとして初めて2010年チリ津波を捉えた。NOWPHASのGPS波浪計や沿岸波浪計、潮位計で得られた津波波形を解析し、以下...

多チャンネル型表面波探査に基づいた干潟土砂堆積構造の評価-せん断波速度構造の考察と人工干潟安全管理手法の提案-

港湾空港技術研究所  報告  049-03-06

2010年09月

地盤・構造部 土質研究室
渡部要一、佐々真志、桑江朝比呂、梁順普、田中政典

干潟は多種多様な生物を育む重要な沿岸環境要素の一つである。本研究では、多様な土質で構成された各地の干潟において、一般的な土質特性調査に加え、地球物理学的手法の一つである多チャンネル型表面波探査(MASW)の適用を試みた。その結果、地盤の硬軟を表すせん断波速度分...

波形インバージョンにより推定された最近のわが国における内陸地殻内地震の震源過程

港湾空港技術研究所  報告  049-03-05

2010年09月

地盤・構造部 地震動研究チーム
野津厚

本研究では、最近わが国で発生した規模の大きい内陸地殻内地震を対象に、余震の記録を経験的グリーン関数を用いた波形インバージョンにより、震源断層の破壊過程の推定を行った。グリーン関数として、経験的グリーン関数を用いることのメリットとしては、地下構造モデルの不確実性...

地震動波形の影響を考慮した液状化の予測・判定に関する提案

港湾空港技術研究所  報告  049-03-04

2010年09月

地盤・構造部 動土質研究室
山﨑浩之、江本翔一

砂の液状化現象は地盤の密度や作用する繰返しせん断応力の大きさおよびその波形に影響される。本研究では地震波形の違いが液状化抵抗にどの程度影響するかを、11種類の不規則波形を用いて、ねじりせん断試験、単純せん断試験により調べている。そして、不規則波に関して有効波数...

網チェーン把持装置によるブロック撤去及びその把持モデルの開発

港湾空港技術研究所  報告  049-03-03

2010年09月

施工・制御技術部 新技術研究官
野口仁志

 港湾および海岸においては、膨大な数の消波ブロックが据え据え付けられている。これらの消波ブロックは港湾および海岸の整備の進捗等に伴い移設が必要となる場合がある。  消波ブロック撤去工事において、通常は作業員あるいは潜水士が、消波ブロックの隙間にワイヤーロープ...

アマモ分布域の拡大とそれを支える種子散布

港湾空港技術研究所  報告  049-03-02

2010年09月

海洋・水工部 主任研究官
細川真也、仲岡雅裕、三好英一、桑江朝比呂

 久里浜湾と三河湾においてアマモ場の分布域の変遷を調査した結果、久里浜湾では27年間で約300m程度、三河湾では1.5年で約500mの分布域拡大が見られた。アマモが水平方向に拡がるメカニズムの一つである地下茎を伸ばして水平方向に拡がる成長による拡大速度は、高々...

微小溶存酸素分布を比較対象とした摩擦速度推定手法の評価-底面境界層における乱流と溶存酸素の同時観測-

港湾空港技術研究所  報告  049-03-01

2010年09月

海洋・水工部 主任研究官
井上徹教,Ronnie N. GLUD,Henrik STAHL,Andrew HUME

スコットランド西部に位置するLoch Etiveにおける流動場観測の結果から、渦相関法、乱流運動エネルギー法、慣性散逸法により摩擦速度を推定した。また、摩擦速度を入力パラメーターとすると溶存物質の鉛直濃度分布が計算可能であることを利用し、同時に観測された溶存酸...

沿岸水温を推定するヒステリシスループモデルの開発-三河湾ブイモニタリングデータを活用して-

港湾空港技術研究所  報告  049-02-07

2010年06月

未分類
趙烘輦、鈴木高二朗、中村由行

 水温は海洋生物の代謝及び生産活動を制御してその生存可否を決めるため、海洋生物に影響を及ぼす最も重要な環境因子である。しかし、水温は気温に比べてデータが著しく少ないため、これまでは回帰分析を用いて気温から水温を推定するということが行われてきた。ただし、既存の回...

台風来襲時の東京湾羽田沖における底泥移動現象

港湾空港技術研究所  報告  049-02-06

2010年06月

海洋・水工部 主任研究官
中川康之、有路隆一

流れや波浪等の外力に対する底泥の巻き上げや、侵食・堆積等の移動機構の解明を目的として、東京湾多摩川河口沖 (水深約23m(D.L.))にて流況や濁度等の水質に関する連続観測を2007年8月中旬から同9月中旬にかけて約1ヶ月間実施した。観測では超音波式3次元流速...

砕波帯内外における沿岸漂砂量の岸沖分布の推定

港湾空港技術研究所  報告  049-02-05

2010年06月

海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム
栗山善昭

砕波帯内で卓越すると考えられる砕波によって浮遊した底質の移動と砕波帯外で支配的と考えられる底面近傍における掃流状態での底質移動の両方を考慮した沿岸漂砂量の岸沖分布推定モデルを構築した。モデルの推定精度を、流れのみの条件の下での掃流砂量、総沿岸漂砂量、および浮遊...

沿岸砂州の繰り返し沖向き移動に関する数値計算

港湾空港技術研究所  報告  049-02-04

2010年06月

海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム
栗山善昭

沿岸砂州の繰り返しの沖向き移動を推定するために、断面変化に関する数値シミュレーションモデルを構築した。モデルは砕波によって浮遊した底質が戻り流れにより沖向きに輸送される浮遊砂量および流速の非線形性による岸向きの掃流砂量、海底勾配による掃流砂量を考慮している。モ...

戻り流れ速度・沿岸流速に関する数値モデル

港湾空港技術研究所  報告  049-02-03

2010年06月

海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム
栗山善昭

戻り流れ速度と沿岸流速を、精度良く、かつ、計算負荷を少なく推定するために、砕波帯内で発達するsurface rollerの鉛直分布として三角形分布(上端で波速、下端でゼロ)を仮定する1次元のパラメトリックモデルを開発した。本モデルの現地適用性を、surface...

高炉水砕スラグ硬化促進工法の現場適用性の検討

港湾空港技術研究所  報告  049-02-02

2010年06月

地盤・構造部 地盤・構造部長
菊池喜昭、岡祥司、水谷崇亮

 本報告では、港湾工事でケーソンの裏込めに用いる高炉水砕スラグの硬化促進工法を現場に適用する場合の課題について検討した。  はじめに、硬化促進のための添加剤について検討した。高炉水砕スラグの硬化を促進するには、スラグ微粉末のほかに、水酸化カルシウムも有望であ...

固結特性を有する粒状材を用いたSCP改良地盤の安定性に関する実験的検討

港湾空港技術研究所  報告  049-02-01

2010年06月

地盤・構造部 地盤改良研究チーム
高橋英紀、森川嘉之

軟弱粘土地盤上に重力式岸壁を整備する場合、安定性の向上ために締固め砂杭工法(サンドコンパクションパイル工法)が多く利用されている。本研究では、改良材として砂質土の代わりに固結特性を有する粒状材(具体的には、鉄鋼スラグ)を用いた場合の地盤安定性について遠心模型実...

固結特性を有する粒状材を用いたSCP改良地盤の安定性に関する実験的検討

港湾空港技術研究所  報告  049-02-01

2010年06月

地盤・構造部 地盤改良研究チーム
高橋英紀、森川嘉之

軟弱粘土地盤上に重力式岸壁を整備する場合、安定性の向上ために締固め砂杭工法(サンドコンパクションパイル工法)が多く利用されている。本研究では、改良材として砂質土の代わりに固結特性を有する粒状材(具体的には、鉄鋼スラグ)を用いた場合の地盤安定性について遠心模型実...

連続観測によって観測された東京湾口と湾奥の流況・水質の特性について

港湾空港技術研究所  報告  049-01-02

2010年03月

海洋・水工部 海洋環境情報研究チーム
鈴木高二朗

 東京湾は閉鎖的であるものの湾口から外洋の影響を強く受ける海域である。外洋水は一般に酸素を多く含むため、その東京湾への流入は富栄養化した東京湾を浄化するものと考えられるが、一方で外洋水は、高塩分であるため湾奥へ移動すると表層の低塩分水と混合せず、密度成層を強化...

密度流・湧昇流の計算を目的とした三次元沿岸域流動モデルの開発について

港湾空港技術研究所  報告  049-01-01

2010年03月

海洋・水工部 海洋環境情報研究チーム
田中陽二、鈴木高二朗

 沿岸の海域は陸域からの栄養塩が河川から流入し、プランクトンによる一時生産が活発に行われ、魚類も豊富に存在し、生態系にとって非常に重要な海域である。一方で、沿岸に近い陸域では都市化が進行している地域が多く、栄養塩負荷の増大によって赤潮や青潮などの発生が問題とな...