研究について
研究成果
戻り流れ速度・沿岸流速に関する数値モデル
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 049-02-03 2010年06月 |
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執筆者 | 栗山善昭 |
所属 | 海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム |
要旨 | 戻り流れ速度と沿岸流速を、精度良く、かつ、計算負荷を少なく推定するために、砕波帯内で発達するsurface rollerの鉛直分布として三角形分布(上端で波速、下端でゼロ)を仮定する1次元のパラメトリックモデルを開発した。本モデルの現地適用性を、surface rollerの鉛直分布として一定値(波速)を仮定している既存のモデルの適用性とともに、茨城県波崎海岸およびアメリカ東海岸Duckで取得された戻り流れ・沿岸流速データで検証した。その結果、本モデルはトラフ領域における戻り流れ速度を過小評価するとともに、汀線近傍の沿岸流速を過大評価しているものの、全体的に、計算値は実測値と良い一致を示した。本モデルと既存のモデルの推定精度を比較すると、本モデルの精度の方が既存のモデルの精度に比べて若干高かった。 |
全文 |
/PDF/vol049-no02-03.pdf
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