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18 件中 1〜18 件を表示

ナウファス海象計が捉えた地震時短周期水圧変動

港湾空港技術研究所  資料  1189

2008年12月

統括研究官 総括研究官
永井紀彦、野津厚、河合弘泰、佐藤真

 従来の津波警戒情報は、もっぱら地震観測情報に基づいて解析・発信されているが、地震のマグニチュードは発生津波高に必ずしも良好に対応するものではなく、津波警戒情報そのものの信頼性は十分高いとは言えない。  本稿では、全国沿岸の浅海域に設置されている海底設置式海...

親水機能を有する海域構造物の設計の体系化に関する研究

港湾空港技術研究所  資料  1188

2008年12月

施工・制御技術部 施工・制御技術部長
八尋明彦

 1985年に長期港湾整備政策「21世紀への港湾」が,“潤いある豊かな総合的な港湾空間”を目指して立案された.この政策に基づいたマリーナを核とした沖合人工島方式の“和歌山マリーナシティ”と市民に開かれた港とする“サンポート高松”の開発においては、外洋に面する防...

波浪に対する防波堤基礎地盤挙動に関する水~土連成計算

港湾空港技術研究所  資料  1187

2008年12月

地盤・構造部 動土質研究チーム
金田一広、山﨑浩之、永野賢次

 防波堤に波浪が作用した場合の防波堤基礎地盤挙動について変形から破壊までを追随できる水~土連成有限変形計算を行い、地盤の変形の様子を調べた。用いた弾塑性構成式は、土骨格構造の働きを記述できるSYSカムクレイモデルである。  防波堤の基礎地盤は地盤改良が施され...

韓国泰安沖油流出事故に関する現地調査報告

港湾空港技術研究所  資料  1186

2008年12月

施工・制御技術部 油濁対策研究チーム
藤田勇、八尋明彦、桑江朝比呂、吉江宗生

 2007年12月7日、韓国忠清南道泰安沖約8kmにおいて錨泊中であったVLCC Hebei Spirit号(香港船籍、146,848GT)にクレーン台船が衝突した。この衝突によりタンカーの油槽が破口し、原油約12,000klが黄海に流出した。流出した油は海岸...

工事用作業船を転用した油回収システムの開発

港湾空港技術研究所  資料  1185

2008年12月

施工・制御技術部 情報化技術研究チーム
吉江宗生、藤田勇、竹崎健二

 極東地域における経済活動の躍進もあって、わが国の周辺海域では以前に比べて非常に多くの船舶が通航するようになっている。このため、船舶の海難事故による油濁被害の蓋然性は高くなっている。わが国の沿岸では多くの経済・社会活動が営まれており、油濁被害を最小限に防止する...

港湾地域強震観測年報(2007)

港湾空港技術研究所  資料  1184

2008年09月

地盤・構造部 耐震構造研究チーム
野津厚、菅野高弘

 1962年より実施されている港湾地域強震観測においては、2007年末現在、8210の強震記録が蓄積されるに至っている。このうち2007年には520の強震記録が得られている。強震計の台数としては、2007年末現在、119台の強震計が61港に設置されており、設置...

空港PC舗装版下に使用するグラウト材の開発

港湾空港技術研究所  資料  1183

2008年09月

地盤・構造部 地盤・構造部長
北詰昌樹、早野公敏

 近年の空港建設は軟弱な沿岸部を埋め立てて建設される事例が多く見られる。このような空港では、供用後に大きな沈下が生ずることが多く、空港施設を閉鎖することなく、いかにして沈下対策を行うかが大きな課題となっている。ひとつの解決策として、エプロン部のPC舗装版とリフ...

排水を考慮した地震時の地盤の液状化に関する数値解析

港湾空港技術研究所  資料  1182

2008年09月

地盤・構造部 動土質研究チーム
山﨑浩之、金田一広、永野賢次

 地震時の地盤の液状化は、港湾・空港施設の設計において重要な検討項目の一つである。地震時の液状化の影響を考慮した地盤設計を行う方法として、有限要素法を用いる方法があるが、ここでは、地震時の地盤の排水を考慮した液状化解析が可能な有限要素プログラムの開発を行ってい...

砂杭・粘性土複合地盤の破壊過程に関する基礎的研究

港湾空港技術研究所  資料  1181

2008年09月

地盤・構造部 地盤改良研究チーム
高橋英紀

 サンドコンパクションパイル工法(締固め砂杭工法)によって低~中改良率の砂杭・粘性土複合地盤が海底に造成された後、岸壁背後に地盤の埋め立てを行って傾斜荷重が加えられた際に発生する複合地盤での破壊過程を、遠心力場での模型実験および弾塑性型の土の力学モデルに基づく...

沿岸域中規模風車の開発とその沿岸域への適用について

港湾空港技術研究所  資料  1180

2008年06月

海洋・水工部 海洋・水工部長
永井紀彦、鈴木高二朗、牛山泉、西沢良史、細身雅生、小川路加、野口仁志

 沿岸域は、一般的に風速が大きく、かつ沿岸域諸施設のエネルギー自己需要も大きい。空港近傍などの高度制限がある沿岸空間であっても、港湾管理などの自己エネルギー消費にあわせた規模の中小型風力発電装置の潜在的な可能性は高いと考えられている。そこで本研究では、中規模の...

2007年ソロモン諸島津波の現地調査報告

港湾空港技術研究所  資料  1179

2008年06月

津波防災研究センター 上席研究官
富田孝史、有川太郎、辰巳大介、本多和彦、東野洋司、渡辺一也

 2007年4月2日7:40(現地時間)に、ソロモン諸島沖でM8.1の地震およびそれに伴う津波が発生した。この地震及び津波による被害はソロモン諸島西部の島嶼で52名が亡くなる大きなものであった。津波は、海底および陸上地形の影響によりその来襲特性を変化させ、発生...

越波吸収型護岸の越波量低減効果に関する模型実験

港湾空港技術研究所  資料  1178

2008年06月

海洋・水工部 波浪研究室
齋藤英治、平石哲也

 近年の台風の大型化および海上空港の沖合展開化により、海上空港では高潮・高波による越波の影響で場周道路や護岸のり面の破壊および浸水被害が発生し、航空便の欠航による利用者への影響や電気室等の空港施設の機能障害など、経済的な損失が生じている。空港全体を海で囲まれた...

開端杭貫入時の杭先端周辺地盤の変形挙動の観察

港湾空港技術研究所  資料  1177

2008年06月

地盤・構造部 基礎工研究室
菊池喜昭、佐藤宇紘、森川嘉之

 港湾施設の基礎工に用いられる杭は鋼杭が多数を占めており、港湾施設の大型化に伴って使用される杭の大径化、長尺化が顕著となっている。鋼杭のような先端が開放型の杭形状であっても、杭径が小さい場合には杭の打設に伴い管内土の詰りが生じ、閉端杭と同様の先端支持力を発揮す...

海洋環境下におけるステンレス鉄筋の耐食性に関する検討

港湾空港技術研究所  資料  1176

2008年06月

地盤・構造部 主任研究官
山路徹

 本研究では、海洋環境下におけるコンクリート中のステンレス鉄筋SUS430、SUS304、SUS316の耐食性について検討を行った。得られた知見を以下に示す。 (1) コンクリート中におけるSUS430、SUS304 およびSUS316の耐食性は非常に優れて...

港湾域の底泥中化学物質濃度と底生生物叢の関係

港湾空港技術研究所  資料  1174

2008年06月

海洋・水工部 沿岸環境領域
内藤了二、中村由行、浦瀬太郎

底生生物に対する底泥中化学物質濃度の影響を評価する基礎資料を得ることを目的とし、全国の港湾域の底泥中ダイオキシン類濃度及び重金属類濃度の分布と、底生生物種に関する実態調査を行った。ダイオキシン類については、底泥の有機物量 (TOC)が多くなるほど濃度が高い傾向...

経験的サイト増幅・位相特性を考慮した強震動評価手法-因果性と多重非線形効果に着目した改良-

港湾空港技術研究所  資料  1173

2008年03月

地盤・構造部 構造振動研究室
野津厚、菅野高弘

想定地震に対する地震動の評価精度を高めることは地震災害対策を進める上で極めて重要な課題である。この点に関して著者らは、もともと古和田他(1998)により提案された経験的サイト増幅・位相特性を考慮する手法の適用に関する研究をすすめている。前報(野津・菅野、200...

全国港湾海洋波浪観測年報(NOWPHAS 2006)

港湾空港技術研究所  資料  1172

2008年03月

海洋・水工部 海象情報研究室
清水勝義、佐々木誠、永井紀彦

1970年以来、国土交通省(2001年3月以前は運輸省)港湾局では関係機関による相互協力の下に、全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS: Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbo...

200803117101

港湾空港技術研究所  資料  1171

2008年03月

海洋・水工部 波浪研究室
平石哲也

2004年インド洋津波においては、沿岸諸国に甚大な津波被害が生じた反面、海岸の樹林帯によって家屋や人名の被害が軽減されたことが報道されており、海岸樹木帯(グリーンベルト)を整備して津波防災を図る技術が南アジア諸国で注目されている。グリーンベルトによる津波力低減...