研究について
研究成果
200803117101
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 1171 2008年03月 |
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執筆者 | 平石哲也 |
所属 | 海洋・水工部 波浪研究室 |
要旨 | 2004年インド洋津波においては、沿岸諸国に甚大な津波被害が生じた反面、海岸の樹林帯によって家屋や人名の被害が軽減されたことが報道されており、海岸樹木帯(グリーンベルト)を整備して津波防災を図る技術が南アジア諸国で注目されている。グリーンベルトによる津波力低減効果については2次元の模型実験によって検討されてきたが、現地での津波防災に活用できるような適正な配置法に関する検討は成されていない。そこで本研究では、数値解析によって一様および千鳥に配置されたグリーンベルトによる津波力低減効果を定量的に示し、最も効果的に津波力が低減できる配置案を提案した。また、グリーンベルト間の道路を流れる津波の流速を簡便に推定する手法を提案し、道路上の津波流速とその危険性を示した。最後に、現地海岸をモデル化した地形で、津波波形を入力し、グリーンベルトを配置した場合の効果を検証した。 |
全文 |
/PDF/no1171.pdf
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