研究について

研究成果

韓国泰安沖油流出事故に関する現地調査報告

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1186 2008年12月
執筆者 藤田勇、八尋明彦、桑江朝比呂、吉江宗生
所属 施工・制御技術部 油濁対策研究チーム
要旨  2007年12月7日、韓国忠清南道泰安沖約8kmにおいて錨泊中であったVLCC Hebei Spirit号(香港船籍、146,848GT)にクレーン台船が衝突した。この衝突によりタンカーの油槽が破口し、原油約12,000klが黄海に流出した。流出した油は海岸線方向に漂流し、短時間の内に泰安の海岸線に漂着した。そのため環境及び地域経済に多大な打撃を与えた。この事故は韓国史上最大の油流出事故となった。  港湾空港技術研究所は2007年12月20日から22日まで韓国海洋研究院(KORDI)の協力を得て、被災した海岸線の調査を実施した。本資料は、流出油の漂流の様子、海岸線の被害、洋上及び海岸線での防除活動等に関して現地調査の結果、事故後に出された資料等に基づき、事故の状況及び防除の対応等をとりまとめたものである。
全文 /PDF/no1186.pdf