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17 件中 1〜17 件を表示

長周期波対策工の消波性能について

港湾空港技術研究所  資料  1205

2009年12月

海洋・水工部 海洋・水工部長
平石哲也、平山克也、小澤敬二、森屋陽一

 周期数十秒~数分の長周期波は、我が国の太平洋や日本海に面した大型港湾において、しばしば荷役障害や係留索の切断等の事故を起こしてきた。著者たちが1996年に港湾における長周期波被害のメカニズムを明らかにして以来、様々な対策法が提案されてきた。それらの有望な対策...

SG-Wall式矢板岸壁の設計・施工法に関する検討

港湾空港技術研究所  資料  1204

2009年12月

地盤・構造部 耐震構造研究チーム
菅野高弘、長屋淳一、新舎博、大久保泰宏、喜田浩、北村卓也、太田正規、岸真裕、久保滋、平井貴雄、弘中淳市、足立雅樹、宮田喜壽

 浚渫土等を用いた港湾構造物の新しい構築工法として、固化処理工法(Soil stabilization)と補強土工法(Geosynthetics;特にジオグリッド)を組み合わせた工法(SG-Wall工法)を開発した。本工法の対象は、新規の岸壁の建設だけではなく...

わが国の沿岸域環境で今後問題になるおそれのある残留性化学物質のスクリーニング:その方法論の整備

港湾空港技術研究所  資料  1203

2009年09月

海洋・水工部 海洋環境情報研究チーム
小沼晋、小川文子、益永茂樹、中村由行

 かつての激しい公害の時代を経て、我が国の環境は過去数十年で劇的に改善した。しかしながら、生物多様性が次第に損なわれていることや生物生産性が維持できていないことなどから判断すると、沿岸環境は未だに多くの問題を抱えているように思われる。これらの問題は、因果関係は...

載荷試験を活用した鋼管杭の設計・施工管理手法の体系化

港湾空港技術研究所  資料  1202

2009年09月

地盤・構造部 地盤・構造部長
菊池喜昭、水谷崇亮、森川嘉之

 本稿では、まずはじめに、現在の技術水準を示すため、現在の考え方に基づく設計施工の流れを示した。次いで現在の開端杭の支持力に関する設計法の課題を示した。これらを背景に、開端杭の先端支持力の発現メカニズムに関する検討を行なった。さらに、近年の載荷試験方法の動向に...

海上の進入灯点検桟橋に対する揚圧力算定式の提案

港湾空港技術研究所  資料  1201

2009年09月

海洋・水工部 波浪研究チーム
齋藤英治、平山克也、春尾和人、平石哲也

我が国は周囲を海に囲まれた島国であるため、海上埋め立てや桟橋工法による海上空港が全国で整備されている。また、既存の空港においても滑走路延長部は海上へ拡張されることが多く、拡張部の構造は海上空港と同様になる。一方、航空機の安全な離発着には進入灯が必須であり、これ...

網チェーン式回収装置の開発-水深180mの水中翼回収作業-

港湾空港技術研究所  資料  1200

2009年09月

施工・制御技術部 新技術研究官
野口仁志

 網チェーン式回収装置は、潜水士等の支援を必要とせずに、吊りワイヤーの巻き上げ下げ操作だけで種々の形状の対象物を掴み上げることができる。既設消波ブロックにおいては数件の回収実績がある。  この網チェーン回収装置が、強潮流海域下において水深約180mの海底に落...

フェリーによる伊勢湾口の水質と流況の連続観測について

港湾空港技術研究所  資料  1199

2009年09月

海洋・水工部 海洋環境情報研究チーム
鈴木高二朗、中村由行、田中陽二

 伊勢湾口のフェリーに、流況・水質を連続的に計測するシステムを設置し、2008年3月より連続的に計測を開始した。2008年11月までのデータを解析した結果、以下のことが明らかとなった。 1) 伊勢湾口での潮流は、最も深い伊良湖水道部で大きく、大潮時では1m/...

振子型流速計の開発

港湾空港技術研究所  資料  1198

2009年06月

海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム
鈴木崇之

茨城県波崎海岸に位置する波崎海洋研究施設において、直径20 cmの受感球(フロート)を用いた常時観測可能な流速計の開発を行った。受感球は直径22 mmの円柱鋼材に固定した上で桟橋上から下ろし水面下約0.6 mの水中に留まらせ、砕波などによって受感球が空中に飛び...

海洋短波レーダによる津波観測の実現に向けた吹送流推定システムの検討

港湾空港技術研究所  資料  1197

2009年06月

津波防災研究センター 特別研究員
渡辺一也、冨田孝史

 近年、日本の沿岸部においては大地震の発生により津波が来襲することが懸念されている。沿岸に来襲する津波を把握できれば、それは防災体制の構築等に有用である。実際、津波の沖合観測に向けてGPS波浪計も設置されているが、さらに沖合における観測技術として海洋短波レーダ...

鋼管杭における水とセメントミルクジェット併用バイブロハンマ工法の開発

港湾空港技術研究所  資料  1196

2009年06月

地盤・構造部 基礎工研究室
菊池喜昭、山下久男、西海健二、石濱吉郎、田中隆太、鈴木勇吉、横山博康、高橋健二

 近年、港湾地域で騒音・振動が問題となり、鋼管杭の一般的な工法として用いられている打撃工法が適用できないケースが増加している。その対策工法として、ウォータージェット併用バイブロハンマ工法(以下、JV工法)が採用されてきたが、鋼管杭を支持杭として用いる場合、JV...

液状化対策に関する実物大の空港施設を用いた実験的研究

港湾空港技術研究所  資料  1195

2009年06月

地盤・構造部 耐震構造研究チーム
菅野高弘、中澤博志

 空港は地域間を直接結ぶことができる特性を活かし、地震災害時には緊急物資輸送の拠点等としての役割を果たすことができる。被災時には、3 日を目途に定期民間航空機の運航が可能、再開後の運航規模は早期の段階で通常時の50% を確保できる機能が求められている。しかしな...

水・堆積物界面での溶存酸素輸送に対する流動の影響-粗度の影響を考慮した理論的考察-

港湾空港技術研究所  資料  1194

2009年03月

海洋・水工部 沿岸環境研究チーム
井上徹教、中村由行

水・堆積物界面における溶存酸素(DO)の輸送速度を評価するため、積物表面の粗さと堆積物中での生化学的な反応を考慮した数理モデルを構築した。計算結果から、無次元化したDO輸送速度(スタントン数、St)には特徴的な傾向がみられ、滑面においては粗さのレイノルズ数(R...

全国港湾海洋波浪観測年報(NOWPHAS 2007)

港湾空港技術研究所  資料  1193

2009年03月

海洋・水工部 海象情報研究チーム
河合弘泰、佐藤真、清水勝義、佐々木誠、永井紀彦

 国土交通省(2001年3月以前は運輸省)港湾局では1970年以来、関係機関による相互協力の下に、全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS:Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbo...

ヤンゴン港における2008年高潮被害に関する現地調査

港湾空港技術研究所  資料  1192

2009年03月

海洋・水工部 海洋・水工部長
平石哲也

 2008年5月にミャンマーを襲ったサイクロンNARGISにより、イラワジ河口デルタでは浸水深が7mにおよぶ大規模な高潮が生じた。ミャンマー最大の貿易港であるヤンゴン港においても、高潮により港湾施設が大きな被害を受け、救援物資の運搬にも支障が及んでいる。そこで...

NOWPHAS波浪観測データを用いたうねり性波浪の来襲特性に関する一考察

港湾空港技術研究所  資料  1191

2009年03月

海洋・水工部 波浪研究チーム
加島寛章、平山克也、平石哲也、清水勝義

2000年以降、地球温暖化の影響によると思われる台風経路の変化や大型化の影響により、全国各地において港湾構造物の損壊被害が多発している。中でも、波高は設計波より小さいが、周期が設計波よりも長い10s以上のうねり性波浪の来襲によるものが増加している。特に、本研究...

清水港を対象とした数値計算による係留船舶への津波影響の評価

港湾空港技術研究所  資料  1190

2009年03月

海洋・水工部 海洋研究チーム
米山治男、大垣圭一

 近い将来、東海・東南海・南海地震によって津波が発生すると予測されており、この津波は太平洋沿岸の広範囲に到達すると推定されている。港湾内には多くのインフラが集約されており、重要な場所であるにも関わらず、港湾内に係留された船舶は津波に対して対策がなされていないと...

スパイクノイズ処理を有する数値波動水槽による衝撃砕波圧の計算

港湾空港技術研究所  資料  1175

2009年03月

海洋・水工部 耐波研究室
有川太郎、山野貴司

 衝撃砕波圧はケーソンの破壊・変形を考えるうえで重要な外力のひとつであるが、消波ブロックの不連続部など面的な断面の違いや多岐にわたる構造形式の違いまで考慮して、衝撃砕波圧の発生や大きさを予測することは、理論的・実務的に困難な問題のひとつである。一方、構造物に作...