研究について

研究成果

SG-Wall式矢板岸壁の設計・施工法に関する検討

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1204 2009年12月
執筆者 菅野高弘、長屋淳一、新舎博、大久保泰宏、喜田浩、北村卓也、太田正規、岸真裕、久保滋、平井貴雄、弘中淳市、足立雅樹、宮田喜壽
所属 地盤・構造部 耐震構造研究チーム
要旨  浚渫土等を用いた港湾構造物の新しい構築工法として、固化処理工法(Soil stabilization)と補強土工法(Geosynthetics;特にジオグリッド)を組み合わせた工法(SG-Wall工法)を開発した。本工法の対象は、新規の岸壁の建設だけではなく、増深を伴うような既存施設の機能更新である。  既存施設の機能更新においては耐震補強効果も要求されることから、模型矢板式岸壁に対し水中振動台実験及び有効応力地震応答解析(FLIP解析)を実施した。その結果、本工法による既存岸壁の耐震補強効果は非常に大きいことが明らかとなった。実験結果及び解析結果をもとに、矢板式岸壁に対して耐震補強及び増深等の機能更新のために本工法を適用する場合の、設計・施工法などの考え方についてとりまとめた。
全文 /PDF/no1204.pdf