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平成5年北海道南西沖地震津波波形記録解析速報
港湾空港技術研究所 報告 032-04-03
1993年12月
海洋水理部 海象調査研究室
永井紀彦、橋本典明、浅井正
平成5年7月12日22:17に発生した北海道南西沖地震に伴う津波の波形を、全国港湾海洋波浪情報網(ナウファス)の波高計および波向計がとらえることができた。 本報告は、以下に示す観測地点において取得された水位変動、水圧変動および海底の流向流速記録を示し、検潮記...
海洋波の方向スペクトルの推定における拡張最大エントロピー原理法の修正-入・反射波共存場を対象として-
港湾空港技術研究所 報告 032-04-02
1993年12月
海洋水理部 海象調査研究室
橋本典明、永井紀彦、浅井正
防波堤や護岸の前面などの入・反射波共存場に適用可能な方向スペクトル推定法として、入射波と反射波の位相干渉を考慮した修正・拡張最大エントロピー原理法(MEMEP)を開発した。MEMEPは4成分以上の任意の波動量を観測する場合には、入・反射波の方向スペクトルの分離...
水中の剛な鉛直壁に作用する裏込土の地震時土圧と動水圧
港湾空港技術研究所 報告 032-04-01
1993年12月
構造部 地震防災研究室
石橋勲、上部達生、長田信、高野剛光
水中の剛な壁に作用する裏込め土の動水圧、土圧を検討する事を目的として、2種類のシルト質砂と1種類の砂について振動実験を実施した。結果は以下の通りである。 壁体に作用する裏込め土の間隙水による動水圧にはWe-stergaard式で与えられるもの(土の粒子の骨格...
陸上地形の影響を考慮した海上風推算
港湾空港技術研究所 報告 032-03-03
1993年09月
水工部 海洋エネルギー利用研究室
後藤智明、柴木秀之
波浪推算および高潮推算の外力条件となる海上風に関して境界層特性を検討するとともに陸上地形の影響を考慮した内湾海上風推算モデルの開発を行った。得られた主要な結論は、以下のとおりである。1.自由大気の風を海上風に換算する手法として大気境界層モデルを提案した。この...
沿岸波浪観測値を利用した重回帰波浪予測
港湾空港技術研究所 報告 032-03-02
1993年09月
水工部 海洋エネルギー利用研究室
青野利夫、後藤智明、佐藤一央
観測波浪値、観測風速値、気圧分布値を説明変数とする重回帰モデルは、現地で比較的簡便に運用できる波浪予測システムとして用いられている。 しかしながら、気圧データの作成に人手がかかることや、高波浪の立ち上がりが真値である観測波浪に対して時間的に遅れるという問題が...
バー型海岸における沿岸流速分布-波崎海洋研究施設における現地観測と数値モデルの開発-
港湾空港技術研究所 報告 032-03-01
1993年09月
水工部 漂砂研究室
栗山善昭、尾崎靖
バー型海岸における沿岸流速分布の特性を把握するために、1987年から1990年までの4年間、全長427mの波崎海洋研究施設(以下、HORF)に沿って1日1回、岸沖方向に15~30mの間隔で沿岸流速を観測した。観測では直径約20cmのフロートを使用した。本観測...
マスコンクリートとしての温度履歴を受けたコンクリートの材料特性-主に耐久性に着目したモルタルによる基礎実験-
港湾空港技術研究所 報告 032-02-07
1993年06月
構造部 材料研究室
福手勤、守分敦郎、鈴木康範
マスコンクリートのように初期材齢において高い温度履歴を植えたコンクリート材料特性(特に耐久性に関する項目)をモルタル供試体を用いて検討した。その結果、初期材齢において高い温度履歴を受けた供試体は20円Cで養生された供試体に比較して、1。長期的な強度発現性が劣る...
費用便益分析による接岸ドルフィンの最適断面の評価
港湾空港技術研究所 報告 032-02-06
1993年06月
構造部 海洋構造研究室
白石悟、上田茂
本研究では、製油所の原油バースの接岸ドルフィンについて、費用便益分析による最適断面の評価手法を検討した。検討においては、その構造形式を単杭構造(SPS)によるものとし、船舶接岸荷重の数値を変えて断面を決め、これらの断面について耐用年数中における船舶の接岸荷重に...
低置換率SCP改良地盤中の矢板式岸壁の挙動
港湾空港技術研究所 報告 032-02-05
1993年06月
土質部 地盤改良研究室
北詰昌樹、村上喜代治
サンドコンパクションパイル工法(SCP工法)は、軟弱地盤に振動を用いて砂を圧入し、締固められた砂杭を造成する工法である。SCP工法によって改良された粘性土地盤の支持力に関しては、模型実験や現地実験などの数多くの研究が行われている。一方、桟橋や矢板式岸壁などに...
事前混合処理工法による処理土の静的土圧特性
港湾空港技術研究所 報告 032-02-04
1993年06月
土質部 動土質研究室
善功企、山﨑浩之、舘下徹、長澤啓介
本研究は、砂質土の少量のセメントを添加・混合して得られる処理土を用いて模型土圧実験を行い、処理土の静的土圧特性を調べたものである。新潟東港砂を用いて、セメント添加率が0%、1%、3%、5%の処理地盤を模型土槽中に作成し、可動壁面に作用する静止土圧および主働土圧...
沿岸波浪の日変動特性と波浪の特異日
港湾空港技術研究所 報告 032-02-03
1993年06月
海洋水理部 海象調査研究室
永井紀彦、菅原一晃、橋本典明、浅井正
全国港湾海洋波浪観測20か年統計(NOWPHAS1970-1989)で取りまとめた我国沿岸の波浪観測データをもとに沿岸波浪の日変動特性を考察し波浪特異日の抽出を試みた。 沿岸波浪の変動の時間的スケールを、経年変動、月変動(季節変化に対応)、短期変動にわけて、...
沖波の方向スペクトルの出現特性(第1報)-いわき沖の観測結果-
港湾空港技術研究所 報告 032-02-02
1993年06月
海洋水理部 海象調査研究室
永井紀彦、橋本典明、浅井正
沖波の報告スペクトルの出現特性を明らかにすることは、海洋波の特性を把握する上で極めて重要である。しかしながら、この出現特性はいまだ十分に明らかにされておらず、方集中度パラメターなどを用いて便宜的に分布形状を表しているにすぎない。この原因は方向スペクトルの観測...
三陸沿岸を対象とした津波数値計算システムの開発
港湾空港技術研究所 報告 032-02-01
1993年06月
水工部 海洋エネルギー利用研究室
後藤智明、佐藤一央
三陸沿岸に関する津波対策調査の便宜をはかることを目的として、津波数値計算システムを開発した。また、津波数値計算の精度を調べるために三陸沿岸の大船渡湾、釜石湾、久慈湾および八戸湾の4つの港湾に関して、明治三陸大津波、昭和三陸大津波、十勝沖地震津波およびチリ地震...
海洋波の方向スペクトルの推定における最大エントロピー原理法(MEP)の拡張
港湾空港技術研究所 報告 032-01-01
1993年03月
海洋水理部 海象調査研究室
橋本典明、永井紀彦、浅井正、菅原一晃
簡便かつ汎用性に富み、あまり計算時間を要しない方向スペクトリー推定法として、最大エントロピー原理法(MEP)を拡張した新しい方向スペクトル推定法(拡張最大エントロピー原理法:EMEP)を開発した。EMEPは、ベイズ型モデルを用いた方向スペクトル推定法(BDM...
水平管における空気混入軟泥の流動特性
港湾空港技術研究所 報告 031-05-12
1993年03月
機械技術部 浚渫埋立研究室
岡山義邦、藤本健幸、鮎貝基和、鈴木誠、福本裕哉
最近の港湾工事においては、通常の浚渫ポンプでの排送が困難であると考えられるような流動性の極めて低い高濃度の軟泥輸送に対して、空気を混入した状態で輸送する試みが数多く見られる。しかしながら、現在各地で試行されている空気混入スラリ輸送システムは、その設計にあたっ...
歩行式水中調査ロボットの開発(第二報)
港湾空港技術研究所 報告 031-05-11
1993年03月
機械技術部 ロボティクス研究室
高橋英俊、岩崎峯夫、秋園純一、朝倉修、白岩成樹、中川勝栄
水中調査ロボット「アクアロボ」は港湾工事において潜水士に代わって水中調査作業を行うロボットである。アクアロボは軸対象に配置された昆虫型の六本の脚を用いて水深50mまでの海底上を歩行しながら種々の調査を行うことが可能である。マニピュレータの先端には超音波距離計...
操船シミュレーターの港湾計画への応用
港湾空港技術研究所 報告 031-05-10
1993年03月
計画設計基準部 システム研究室
早藤能伸、浜田賢二、黒田祐一、酒井浩二
操船シミュレーターを実際の港湾施設計画へ適用した事例を報告するとともに、同装置を港湾計画へ適用するための方法及び単純化した水域での基本的な操船実験の結果について述べている。事例研究及び実験のっけ得られた主な結論は以下の通りである。 1)操船シミュレーターを...
海洋環境に20年間暴露されたコンクリート耐久性に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 031-05-09
1993年03月
構造部 材料研究室
福手勤、濱田秀則
海水の作用を長時間受けるコンクリートにおいて、セメントや練りまぜ水の種類の違いがコンクリートの強度特性、化学組成、鉄筋の腐食特性などに及ぼす影響について調べることを目的として、各種のコンクリート供試体を製作し、わが国の一般的な海洋環境と考えられる久里浜湾におい...
液状化による矢板式岸壁の地震時被害の数値解析
港湾空港技術研究所 報告 031-05-08
1993年03月
構造部 地盤震動研究室
井合進、亀岡知弘
本研究では、液状化が矢板式岸壁に与える影響を検討するため、矢板式岸壁の地震時拳動を有効応力解析により解析した。解析の対象とした岸壁は控え工で支持された鋼矢板式の二つの岸壁である。両岸壁は互いに近接しており、その構造断面も同様であったが、一方は著しい地震被害を...
埋立地盤上におけるコンクリート舗装設計法の開発-東京国際空港への適用-
港湾空港技術研究所 報告 031-05-07
1993年03月
土質部 滑走路研究室
八谷好高、佐藤勝久
この論文では、軟弱地盤上の空港コンクリート舗装のマネージメントシステムが示されている。舗装の補修時期と範囲は、1)舗装が表面勾配の基準から逸脱する場合、2)舗装が破損する場合とに分けて計算している。 この解析は、東京国際空港の沖合展開事業に適用された。前...