研究について

研究成果

埋立地盤上におけるコンクリート舗装設計法の開発-東京国際空港への適用-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 031-05-07 1993年03月
執筆者 八谷好高、佐藤勝久
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 この論文では、軟弱地盤上の空港コンクリート舗装のマネージメントシステムが示されている。舗装の補修時期と範囲は、1)舗装が表面勾配の基準から逸脱する場合、2)舗装が破損する場合とに分けて計算している。

 この解析は、東京国際空港の沖合展開事業に適用された。前者においては、著しい不動沈下が予想される地区で、20年間で60%程度の範囲で3回にわたって補修が必要になるものと推定された。後者では、解析機関を10年、20年として、経済性を考慮に入れたマネージメントシステムを策定した。

 軟弱地盤上に舗装を建設する場合には、舗装高さの回復、調整のほか構造強度のためにも併用後の補修が必須のものとなる。これは、コンクリートによる薄層付着かさ上げ工法と、プレストレストコンクリート舗装のリフトアップ工法の実用性について検討している。

全文 /PDF/vol031-no05-07.pdf