研究について

研究成果

バー型海岸における沿岸流速分布-波崎海洋研究施設における現地観測と数値モデルの開発-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 032-03-01 1993年09月
執筆者 栗山善昭、尾崎靖
所属 水工部 漂砂研究室
要旨

 バー型海岸における沿岸流速分布の特性を把握するために、1987年から1990年までの4年間、全長427mの波崎海洋研究施設(以下、HORF)に沿って1日1回、岸沖方向に15~30mの間隔で沿岸流速を観測した。観測では直径約20cmのフロートを使用した。本観測方法の有効性は電磁流速計による検定で確認された。
 HORFにおいてバーが観測され、そのバー上で砕波が生じていたときの沿岸流速分布の特性を、バー周辺での最大沿岸流速の発生位置を調べることによって検討した。
 砕波帯内のボアによる運動量フラックスをモデル化し、従来の海浜流モデルに組み込むことによって、新たな沿岸流速数値モデルを開発し、このモデルによる計算値と実測値とを比較した。

全文 /PDF/vol032-no03-01.pdf