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14 件中 1〜14 件を表示

水中ドローンを利用した港湾構造物の調査に関する検討

港湾空港技術研究所  資料  1380

2020年12月

構造研究領域 構造研究グループ
野上 周嗣・加藤 絵万

 港湾構造物の部材等の多くは海中部に存在するため、部材や海底地盤の洗堀・堆積等の目視や鋼材の肉厚測定等、大部分の調査が潜水士により行われる。しかし、その実施は波浪や潮汐等の海象状況、船舶の係留や荷役作業等の施設の利用状況に左右される環境下にあるため、安全で効率...

台風1915号の気象・高潮・波浪の特徴と横浜港の浸水被害

港湾空港技術研究所  資料  1379

2020年12月

海洋研究領域 海洋研究領域長
河合 弘泰・鈴木 高二朗・平山 克也・川口 浩二・山本 康太・本多 和彦・里村 大樹・鶴田 修己・藤木 峻・千田 優・岩本  匠夢・朝比 翔太・川口 真吾・久保田 博貴

 本資料は、台風1915号による東京湾の風・潮位・波浪の観測値や再現計算、横浜港金沢区護岸の入射波浪・越波・波浪、金沢区他の浸水地点の現地調査の結果をとりまとめたものである。(1) 台風1915号は、東京湾周辺に来襲した台風の勢力としては過去70年間で5位に入...

河口沿岸域の地形変化予測に適用可能な砂泥混合輸送モデルの開発

港湾空港技術研究所  資料  1376

2020年09月

沿岸環境研究領域 沿岸土砂管理研究グループ
小硲 大地、中川 康之

 河口沿岸域における土砂動態および地形変化の予測を適切に行うことは、生態系保全および周辺港湾の維持管理の観点から極めて重要な課題である。河口沿岸域の底質は、非粘着性土砂(砂)と粘着性土砂(泥)の混合粒径土砂で構成されることが多い。砂泥混合底質の侵食特性は底質中...

効率的な矢板式係船岸の改良設計手法の提案

港湾空港技術研究所  資料  1375

2020年09月

地盤研究領域 基礎工研究グループ
中村 駿太、水谷 崇亮、松村 聡、鍵本 慎太郎

 近年、船舶の大型化に対応した増深、耐震性能の向上、老朽化への対策など、既存係留施設の改良工事が必要な事例が増加しており、今後はさらに改良工事が増えることが予想されている。改良設計は新規設計より設計や施工の条件が厳しく、構造物が複雑であることが多い。しかし、改...

東京港新客船埠頭におけるジャケット支持杭の鉛直載荷試験

港湾空港技術研究所  資料  1374

2020年09月

地盤研究領域 基礎工研究グループ
水谷 崇亮

 東京港新客船埠頭の整備では、ターミナル基礎及び桟橋に直杭式のジャケット工法が採用された。ターミナル基礎のジャケット支持杭は、ターミナルからの大きな作用に対抗するため、直径2mという大径で、杭先端部に井桁状の仕切板(井桁リブ)を設けた鋼管杭が採用された。このよ...

環境DNA による沿岸域魚類の網羅的な推定と多様性評価

港湾空港技術研究所  資料  1373

2020年06月

海洋情報・津波研究領域 海洋環境情報研究グループ
細川 真也・百田 恭輔・大倉 翔太・小室 隆

 環境中に漂うDNA の検出によって生物の生息域を推定する技術(以下、 環境DNA 分析) の開発が進んでいる。 魚類を網羅的に推定する環境DNA 分析は、 実務への応用が期待されるが、 他の海域との相互作用があり、 かつ、 河川や人間活動の影響を強く受ける沿...

荷役限界波高に基づく離島港湾における船舶の係留方式の評価

港湾空港技術研究所  資料  1372

2020年06月

海洋研究領域 海洋研究領域長
米山 治男

 本研究では、南北大東島の港湾を対象として波浪外力に対する係留船舶の動揺シミュレーションを実施することにより、係留ブイを用いて係留された船舶の荷役限界波高を算定し、その係留方式の効果を評価した。また、荷役効率を向上させることを目的として、係留ブイの代わりに高強...

全国港湾海洋波浪観測年報(NOWPHAS 2018)

港湾空港技術研究所  資料  1371

2020年03月

海洋情報・津波研究領域 海象情報研究グループ
川口浩二・末廣文一・藤木 峻・田村 仁

 国土交通省(2000年12月以前は運輸省)港湾局は1970年以来、関係機関との相互協力の下、全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS:Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbour...

RTK-GNSSを用いた地震後の係留施設の変位量計測・安定性評価支援システムの開発

港湾空港技術研究所  資料  1370

2020年03月

地震防災研究領域 耐震構造研究グループ
伊藤 広高・小濱 英司

 係留施設は地震後に船舶による緊急物資や救援活動のための人員等の輸送に使用するために、係留施設の使用可否判断を迅速に行う必要がある。しかし、地震動によって係留施設がどのように損傷してどの程度性能が低下しているのかを正確に把握することは難しい。このような場合、係...

海洋鋼構造物の集中腐食および電気防食に関する最近の知見

港湾空港技術研究所  資料  1369

2020年03月

構造研究領域 材料研究グループ
山路 徹・田土 弘人・川瀬 義行・小林 厚史・吉田 倫夫

 鉛直に連続している港湾鋼構造物(鋼矢板、鋼管杭など)において、平均干潮面(M.L.W.L.)直下付近に集中腐食が生じることは広く知られた事実である。この集中腐食を防ぐため、「港湾の施設の技術上の基準・同解説(以下、技術基準)」では、1999年の技術基準改訂時...

新たな魚類生態系モデルによる低次生態系と漁獲量の解析

港湾空港技術研究所  資料  1368

2020年03月

海洋情報・津波研究領域 海洋環境情報研究グループ
井上 徹教・小室 隆

 日本国内の東京湾や伊勢湾などの内湾では1950-1970年代に内湾に流入する河川流域内において、産業の発展や人口増加により、多量の栄養塩が流入し、富栄養化が進行した。その後総量規制により一定の成果は見られたが、人口が集中している東京湾、伊勢湾、大阪湾では環境...

アンサンブルカルマンフィルターによる閉鎖性水域の流動解析に向けたデータ同化の計算条件の検討

港湾空港技術研究所  資料  1367

2020年02月

海洋情報・津波研究領域 海洋環境情報研究グループ
松崎 義孝・井上 徹教

 港湾空港技術研究所では青潮、赤潮、貧酸素の発生予測等を行うために、伊勢湾や東京湾を対象としたリアルタイム流動水質予測システムを開発している。その計算精度を向上させるため、観測値を数値モデルに融合するデータ同化の開発に取り組んできた。しかしながら、閉鎖性水域の...

液状化対策として薬液を注入した地盤の原位置調査による強度評価法

港湾空港技術研究所  資料  1366

2020年02月

地震防災研究領域 耐震構造研究グループ
菅野 高弘・善 功企・末政 直晃・春日井康夫・山﨑 浩之・林 健太郎・澤田 俊一・遠藤 敏雄・加藤 幸輝・中川 大・規矩 大義・山口 恵美・藤井 紀之・馬場香奈江・藤井 照久・高田 圭太

 近年、薬液注入工法が、液状化対策を目的として適用される事例が増えている。施工後の地盤強度の確認は、ボーリングによる試料採取と一軸圧縮試験を行う方法が一般的に行われてきた。しかし、液状化対策を必要とする砂地盤は骨格構造が緩く、かつ薬液注入による設計強度が一軸圧...

現地試験による係留施設を対象とした地震時の残留変位計測手法の精度検証

港湾空港技術研究所  資料  1365

2020年02月

地震防災研究領域 耐震構造研究グループ
大矢 陽介・小濱 英司

 災害発生時に係留施設の利用可否判断に必要な残留変位の計測方法として、衛星測位および無人航空機(UAV)による取得画像を利用した計測方法を検討した。UAVによる方法は、航空機やカメラの種別、飛行や撮影の条件および対象施設の立地や形状等の諸条件により精度が大きく...