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17 件中 1〜17 件を表示

沿岸域における波群構造の変化と砕波帯内長周期波の発達・減衰特性

港湾空港技術研究所  報告  039-04-04

2000年12月

海洋環境部 漂砂研究室
Albena VELTCHEVA,中村聡志

 波群が砕波することによって発達すると考えられる周期1~数分の長周期波による平均水位のゆっくりとした変動と個々の波の遡上とによって、海岸線では前浜頂を越える越流が生じ、急激な砂浜侵食が起きることが観測されている。  本研究では、新しい個別波定義(Orbita...

波崎海洋研究施設で観測された沿岸砂州の長期変動特性と底質移動特性

港湾空港技術研究所  報告  039-04-03

2000年12月

海洋環境部 漂砂研究室
栗山善昭

鹿島灘に面する波崎海洋研究施設(HORS)において後浜から外浜にかけてほぼ毎日観測された8年間の断面データを基に、沿岸砂州(バー)の長期変動特性、ならびにその特性と前浜の地形変化や底質移動との関係を検討した。その結果、バーの頂部は約1年のサイクルで沖向きに移動...

ブシネスクモデルを用いた港内長周期波の計算

港湾空港技術研究所  報告  039-04-02

2000年12月

水工部 波浪研究室
Md. Hasanat Zaman,平山克也、平石哲也

本研究で対象とした港湾は沖縄県の仲田港である。本港湾では、1999年10月から同年12月の期間に港口部および港内で観測された現地データの解析結果より、港内に周期30秒から300秒程度の長周期波が存在することが認められた。また本港湾は、港内に発達した珊瑚礁を有す...

1998年パプアニュ-ギニア津波の特性

港湾空港技術研究所  報告  039-04-01

2000年12月

水工部 波浪研究室
平石哲也

1998年7月18日にパプアニュ-ギニア北岸で生じた津波は、地震マグニチュ-ドが7.1と比較的小さかったにもかかわらず、沿岸で15m以上の津波高となり2000名以上の人名を奪う被災を生じた。現地でのヒアリング等の調査から、地震に励起された海底地滑りによる津波で...

GPSとレーザーレベルを組み合わせた測量システムの開発

港湾空港技術研究所  報告  039-03-03

2000年09月

機械技術部 計測施工研究室
白井一洋、吉江宗生、横井博志、剣持知弘

 従来、沈下観測のための水準測量はトランシットやレベル等を使用して行われているが、人力に頼るところが多く省力化、効率化に課題がある。特に供用中の空港においては、測量できる時間帯が制約されており、迅速に測量できる効率的な測量システムの開発が望まれている。  本...

都市臨海部地震被害予測のための街路閉塞現象のモデル化の試み

港湾空港技術研究所  報告  039-03-02

2000年09月

計画設計基準部 システム研究室
赤倉康寛、高橋宏直、中本隆

本論文は、大規模地震による街路閉塞現象の発生を予測するモデルを構築することを目的としたものである。本論文では、街路閉塞の発生を旧気象庁震度階を基にした地震動強さと街路幅員によりモデル化し、これによる予測結果を既往の研究における兵庫県南部地震での実測状況と比較・...

東京湾盤洲干潟の短期地形変動特性とそのメカニズムについて

港湾空港技術研究所  報告  039-03-01

2000年09月

海洋環境部 漂砂研究室
内山雄介

 干潟の生態系を保持・創造していく上で、底質の粒径、澪筋などの微地形や海底勾配を含む地形変化の予測を正確に行うことは、工学的に極めて重要な課題である。本研究では、自然干潟における浮遊砂の生成、砂面変動等に代表される漂砂の基本特性を把握することを目的として、冬期...

海洋環境下における再生コンクリートの耐久性に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  039-02-06

2000年06月

構造部 材料研究室
早川健司、山路徹、浜田秀則

コンクリート解体材から製造される再生骨材をコンクリート用骨材として利用するための技術開発は、我が国において重要な課題になっている。本研究は、再生コンクリートを海洋環境下のコンクリート構造物へ適用するための基礎資料を得ることを目的としている。すなわち本研究の目的...

ケーソン式岸壁の地震時変形に及ぼす上下動の影響について

港湾空港技術研究所  報告  039-02-05

2000年06月

構造部 主任研究官
野津厚、上部達生、風間基樹、三籐正明

 港湾構造物の地震時の変形量を予測することは重要な課題であるが、構造物の変形量に及ぼす上下動の影響については不明な点が多かった。そこで本研究では模型振動実験及び数値解析によりこの点について検討した。上下動の影響を評価した。本研究により得られた結論は以下の通りで...

大船渡湾における湾外水の密度変動が湾内水環境に及ぼす影響の定量的評価

港湾空港技術研究所  報告  039-02-04

2000年06月

海洋環境部 環境評価研究室
岡田知也、中山恵介、日比野忠史、細川恭史

 湾内の流動および水質変動を数値計算を用いて評価・予測する際には、湾外の境界条件を与える必要がある。既往の研究により湾外の境界条件の変動が湾内水質の変動に影響を与えていることは明かにされている。しかしながら、湾外の境界条件の変動に対してどの程度の水質変動が湾内...

内湾域の水環境に影響を及ぼす物理的要因に関する考察-瀬戸内海総合水質測定調査データによる解析-

港湾空港技術研究所  報告  039-02-03

2000年06月

海洋環境部 環境評価研究室
宮野仁、日比野忠史、中山恵介、岡田知也、細川恭史、浅井正

 瀬戸内海は豊後水道、紀伊水道および関門海峡の3つの海峡を通して外海に面し、かつ、21の1級河川が流入している。外海や河川からの流入水塊の水質・量は季節的に変化するため、内海水は流入水塊の微妙なバランスによって混合や滞留の時間・空間スケールが変化すると考えられ...

鋭敏な有明粘土の圧縮特性に関する一考察

港湾空港技術研究所  報告  039-02-02

2000年06月

土質部 土性研究室
洪振舜、土田孝

 自然堆積土の圧縮性や強度特性は、堆積過程で形成される構造により大きな影響を受けている。これらの堆積構造を定量的に評価するパラメータとしてバーランドによる間隙指数が提案されているが、鋭敏粘土に関する間隙指数の適用性は調べられていない。有明粘土は鋭敏比が最大10...

潮汐噴流の流れ特性に関する数値的研究

港湾空港技術研究所  報告  039-02-01

2000年06月

海洋環境部 環境評価研究室
朴鍾千、岡田知也、古川恵太、中山恵介、細川恭史

 海域を小さな開口部を残すように防波堤で囲い込むと、潮汐運動に伴う海水の流動によって、開口部近傍での流れは噴流となる。このような造流堤(TJG)は前面海域における物質循環や移送過程を変化させ、滞留時間は減少すると考えられる。従って、TJGは局所的な海水浄化方策...

クレーンの振れ止め制御におけるノッチフィルタによるロッキング振動対策

港湾空港技術研究所  報告  039-01-04

2000年03月

機械技術部 機械作業システム研究室
門前唯明、田邊俊郎、鈴木武

コンテナターミナルの運営においては、本船荷役中にコンテナクレーンを待たせずに、ヤードの荷役機器を稼動させることが重要な目標の1つである。そのため、トランスファークレーン荷役の高速化が望まれているが、課題の1つに、風等によって生じる吊り荷の振れの収束時間を短縮す...

リニア搬送台車を活用したコンテナ荷役システムの試設計およびターミナルシミュレーションによる評価

港湾空港技術研究所  報告  039-01-03

2000年03月

機械技術部 機械作業システム研究室
門前唯明、田邊俊郎、鈴木武、中島晋

 リニアモータは自動化や直角走行が容易である等の利点を有し、コンテナ搬送に活用された場合には、コンテナターミナルにおける荷役作業の効率化・省力化に大きく貢献するものと考えられる。そこで、コンテナ搬送にリニアモータを活用した港湾におけるコンテナ荷役システムの試設...

東京湾における密度構造の変化と流れ場-黒潮の流れと東京湾-

港湾空港技術研究所  報告  039-01-02

2000年03月

海洋環境部 環境評価研究室
日比野忠史、野村宗弘、岡田知也、古川恵太

 内湾における流れ場を再現するためには、境界から流入する水塊の密度(水温・塩分)を把握することが必要である。東京湾外湾湾口(館山)での表層水温は館山での潮位によって表されることを2章で示した。さらに、外海の水位変動によって東京湾内において流れが起こり、海水交換...

二つの海域を連結する狭窄部での流れに関する研究

港湾空港技術研究所  報告  039-01-01

2000年03月

海洋環境部 環境評価研究室
Mohamed ELZEIR、鶴谷広一、細川恭史、日比野忠史

 二つの大きな海域を結び付けている水路は航海に果たす役割は大きく非常に重要であるものの、内部の流れは非常に複雑であり、またその調査は極めて困難である。したがって、このような水路内の流動解析は科学的な研究対象として非常に重要である。本研究では、エジプトのスエズ運...