研究について

研究成果

波崎海洋研究施設で観測された沿岸砂州の長期変動特性と底質移動特性

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 039-04-03 2000年12月
執筆者 栗山善昭
所属 海洋環境部 漂砂研究室
要旨 鹿島灘に面する波崎海洋研究施設(HORS)において後浜から外浜にかけてほぼ毎日観測された8年間の断面データを基に、沿岸砂州(バー)の長期変動特性、ならびにその特性と前浜の地形変化や底質移動との関係を検討した。その結果、バーの頂部は約1年のサイクルで沖向きに移動すること、このバーの移動と前浜の地形変化とは独立であること、バー頂部は沖向きに移動するものの各地点の岸沖漂砂は同じく約1年の周期で沖向き、岸向きに変動することが明らかとなった。さらに、このバーの移動に伴う岸沖漂砂の変動特性と外力である沖波のエネルギーフラックスとの関係を検討し、両者の関係を明らかにした。
全文 /PDF/vol039-no04-03.pdf