研究について

検索結果

検索対象 両方から検索する
キーワード
発行年
所属
22 件中 1〜20 件を表示

波浪の統計的性質に関する二、三の数値的検討

港湾空港技術研究所  報告  024-04-02

1985年12月

次長
合田良実

 波高、周期等の統計量に関し、1統計的変動性とスペクトル形状の関係、2ゼロアップクロス法とゼロダウンクロス法との差異、3波高の連長の支配パラメーター等について検討した。数値シミュレーションによる擬似不規則波形データに加え、現地観測および室内実験データを補足して...

蛍光砂を用いた砕波帯内における局所的砂移動の観測(第2報)

港湾空港技術研究所  報告  024-04-01

1985年12月

水工部 高潮津波研究室
加藤一正、田中則男、近藤隆道、赤石正廣、寺崎賢次

砕破帯内の1点に蛍光砂を投入し、その周辺で数時間にわたり底質のコアサンプルを採取する調査を、3海岸において実施した。蛍光砂の移動状況、混合深さと、同時に蛍光砂の投入地点で測定した流速の水平二成分を関係付けることにより、局所的砂移動量を検討した。主要な結論は次の...

土運船運航計画手法の開発

港湾空港技術研究所  報告  024-03-07

1985年09月

設計基準部 システム研究室
奥山育英

 本報告書は、海上空港、沖合人工島、廃棄物埋立護岸、埋立港湾等の建設工事の際の土運船等工事関連船の運航計画の作成および検討の手法を確立するために、関西国際空港建設計画で調査研究した手法をとりまとめたものである。 ここで紹介するのは、工事関連船の海上交通への影響...

コンクリート中の鉄筋の腐食に及ぼす塩素の影響に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  024-03-06

1985年09月

構造部 主任研究官
大即信明

 近年、一部の沿岸コンクリート構造物の劣化が著しく、その原因の一つとして、コンクリート中に含まれる塩素が挙げられる。 本研究では、塩素として、練り混ぜ水に含まれるものとコンクリート硬化後に環境条件より侵入してくるものの2つを考え、この両者の影響を比較した。また...

底質CODの測定における前処理と加熱処理

港湾空港技術研究所  報告  024-03-05

1985年09月

海洋水理部 主任研究官
堀江毅、関根好幸

底質CODの測定に際し、供試底泥の前処理や分析操作段階の加熱処理などにおける測得値に影響する要因を実験的に検討した。まず、底質CODをより正確に測定するためには現行の加熱時間15分では不十分であり、これを30分以上にまで延長することが望ましいことを示した。また...

最大エントロピー原理(MEP)を用いた方向スペクトルの推定

港湾空港技術研究所  報告  024-03-04

1985年09月

水工部 高潮津波研究室
橋本典明、小舟浩治

 簡便かつ実用的な定常的波向観測手法としての波高計と流速計の組み合わせ、あるいはブイに搭載された加速度計と傾斜計の組み合わせ等から得られる3成分観測データ(鉛直成分および水平2成分)を対象として、不確実さの尺度であるエントロピーの概念を導入して、最大エントロピ...

遠心力載荷装置の開発とその適用

港湾空港技術研究所  報告  024-03-03

1985年09月

土質部 地盤改良研究室
寺師昌明

 土の模型実験では、地盤の挙動を考える際に無視しえない自重の効果を再現できないため、その成果が極めて制限された価値しか持ちえなかった。近年、注目を集めている遠心載荷実験手法は模型を大加速度の場に置くことで、この制約のほとんどを解消するものである。 港研では港湾...

逆風による波の減衰に関する実験的研究

港湾空港技術研究所  報告  024-03-02

1985年09月

海洋水理部 水理研究室
鶴谷広一、柳嶋慎一、松延嘉國

 逆風による波の減衰を調べるために、大型の風洞水路(幅1.5m、高さ1.3m、全長58.5m)を用いて実験的検討を行った。実験には主として規則波(周期T=1.111sと0.833sの2種類)が用いられたが、比較のために不規則波(T=1.0s、H=4.0cm)の...

ディスカス・ブイで観測された野島崎沖海域の波浪特性

港湾空港技術研究所  報告  024-03-01

1985年09月

水工部 海象観測研究室
小舟浩治、佐々木弘、橋本典明

 1983年10月から翌年6月までの間、野島崎沖海域において円盤型ブイにより取得した波浪観測結果と、沿岸海域における観測結果を比較することにより次のことが明らかとなった。 この海域における冬期の波浪は、一般に沿岸部の2~3倍の有義波高となっている。しかし、波群...

土砂輸送パイプの摩耗に関する研究(第2報)-大口径ポリウレタンライニング管の耐摩耗性に関する現地実験(苫小牧、岸和田)-

港湾空港技術研究所  報告  024-02-09

1985年06月

機材部 流体輸送研究室
岡山義邦、浜田賢二、筌場和宏、中村裕二

大口径鋼管(D=0。75m)とポリウレタンライニング管(ライニング厚6mm)に対する摩耗調査を実際に稼働中のポンプ浚渫船により実施した。 現地調査は苫小牧と岸和田の2箇所で行った。それぞれの土質は苫小牧が砂及び砂質シルトであり摩耗期間中の総通過土量は約173万...

飽和砂地盤上の盛土の破壊振動実験と円形すべり安定解析

港湾空港技術研究所  報告  024-02-08

1985年06月

構造部 地震防災研究室
上部達生、北澤壮介、桧垣典弘

飽和砂地盤上の盛土の地震時の破壊挙動を把握し、盛土の地震時安定を検討するために、振動箱(長さ8m、幅4m、高さ2m)内に大型模型を作成し、振動実験を行った。振動台加速度を増加させていくと、ある加速度で盛土の残留沈下量、水平移動量が急増し、盛土の破壊が確認された...

コンクリートかさ上げの付着特性

港湾空港技術研究所  報告  024-02-07

1985年06月

土質部 滑走路研究室
林洋介、佐藤勝久

 コンクリートによる付着かさ上げ舗装における最も基本的な問題であるコンクリート版の付着特性を明らかにするとともに、信頼性の高い付着工法の提案を行った。 付着特性として、表面処理は付着強度に大きく影響し、またショットプラストによる表面処理の効果が大きいこと、付し...

淡塩二層密度界面の抵抗と混合特性

港湾空港技術研究所  報告  024-02-06

1985年06月

海洋水理部 水理研究室
中野晋、鶴谷広一、一戸秀久

 下層二層流の実験結果より、密度界面近傍の乱流特性量(流速勾配・密度勾配・乱れ強度・内部波高・連行速度)が界面の摩擦速度を用いたクーリガンパラメータK(=u*/εgv)で統一的に表現されることがわかった。 また流速分布が界面付近では直線分布で、界面から離れた所...

波力発電ケーソンに設置されたウェルズタービンの出力計算法-波エネルギーに関する研究 第4報-

港湾空港技術研究所  報告  024-02-05

1985年06月

水工部 波エネルギー研究室
高橋重雄、鈴村諭司、明瀬一行

 港湾技術研究所では波のパワーに変換する機能を伴せもつ防波堤、波力発電ケーソン防波堤の開発を行っている。波力発電ケーソンにより、波のパワーはそのノズルを流れる空気のパワーに変換される。この空気のパワーを発電機を回転させるパワーに変換するものがタービンである。波...

底質の移流沈降過程を入れた航路・港内埋没の予測

港湾空港技術研究所  報告  024-02-04

1985年06月

水工部 漂砂研究室
入江功、栗山善昭

 本研究では、航路・港内の埋没予測モデルとして物理モデル(水理模型実験)と数理モデル(数値シミュレーション)を組み合わせ、それぞれの利点を活かしたモデルを提案した。すなわち、従来の数理モデルでは計算困難な底層流を物理モデルによって求め、Bijkerの浮遊モデル...

砂れん上の底質の浮遊過程を考慮した漂砂観測法に関する実験的研究

港湾空港技術研究所  報告  024-02-03

1985年06月

水工部 漂砂研究室
入江功、寺崎賢次、加藤一正

 室内実験により漂砂の定量的測定法を検討した。先ず、波による浮遊砂の濃度分布特性について、特に底面の砂れん近傍に重点を置いて調べた。次に水路内の波の進行方向に定常流を加え、浮遊漂砂量の測定法について検討した。岸沖方向の漂砂においては、底面の砂れん頂部より砂れん...

不規則波に対する消波ブロックの安定性に関する実験的考察

港湾空港技術研究所  報告  024-02-02

1985年06月

水工部 防波堤研究室
谷本勝利、原中祐人、山嵜一雄

 消波ブロック被覆堤の消波ブロックの安定性の関して、1不規則波の作用と規則波の作用の相違2繰り返し実験による被害の変動特性3安定性に及ぼす波の諸元(周期、波高、継続時間)の影響4消波ブロック全断面乱積み被覆と表層2層整積み被覆の場合の安定性相違について実験的検...

1978年宮城県沖地震の石巻港における液状化現象の有効応力解析

港湾空港技術研究所  報告  024-02-01

1985年06月

構造部 主任研究官
井合進、土田肇、W.D.Liam Finn

 有効応力モデルは、液状化予測において精度の高い詳細な予測を行うための手法として、原理的には有望である。その適用性を検討するため、著者らのうちの一人の開発した有効応力モデルと大地震時の液状化事例との対比を行った。このような比較を行うためには、液状化のこん跡、地...

捨石マウンドの支持力に関する実験的研究

港湾空港技術研究所  報告  024-01-04

1985年03月

土質部 基礎工研究室
高橋邦夫、冨田幸晴

大水深の場所に建設される防波堤では、経験的に50tf/m2を許容限界としている端し圧の制限が、設計上のネツクになる場合が多い。そこで、端し圧を含む捨石マウンドの支持力の問題を調べるために、大型の模型載荷実験を行った。幅2m、長さ6m、深さ2.5mの鋼製実験槽に...

曲面部材の非線形挙動の解析

港湾空港技術研究所  報告  024-01-03

1985年03月

構造部 主任研究官
清宮理、横田弘

 コンクリート製曲面構造は、陸上構造物では既に幅広く利用されている。海洋構造物でも近年、消波構造などに曲面構造が導入されてきている。これらの海洋構造物での曲面構造は、従来の陸上での構造と異なった自然環境下に置かれる。特に、部材の外側及び内側の両方向から繰り返し...