研究について

研究成果

波力発電ケーソンに設置されたウェルズタービンの出力計算法-波エネルギーに関する研究 第4報-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 024-02-05 1985年06月
執筆者 高橋重雄、鈴村諭司、明瀬一行
所属 水工部 波エネルギー研究室
要旨

 港湾技術研究所では波のパワーに変換する機能を伴せもつ防波堤、波力発電ケーソン防波堤の開発を行っている。波力発電ケーソンにより、波のパワーはそのノズルを流れる空気のパワーに変換される。この空気のパワーを発電機を回転させるパワーに変換するものがタービンである。波力発電ケーソン防波堤のタービンとしてはウエルズタービンを用いることにした。このタービンは空気流が往復流であっても常に一方向の回転力が得られるもので、特に空気流を一定方向に流すためのパズル装置が必要でない。
 本報告は、ウエルズタービンの特性、そしてそれを含む波力発電システムについての検討結果を報告するものである。任意の入射波に対してタービンのトルクが計算できるモデルを提案している。また、タービンの設計法、特に最適なタービンの直径の決定法にも言及している。

全文 /PDF/vol024-no02-05.pdf