研究について
研究成果
砂れん上の底質の浮遊過程を考慮した漂砂観測法に関する実験的研究
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 024-02-03 1985年06月 |
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執筆者 | 入江功、寺崎賢次、加藤一正 |
所属 | 水工部 漂砂研究室 |
要旨 | 室内実験により漂砂の定量的測定法を検討した。先ず、波による浮遊砂の濃度分布特性について、特に底面の砂れん近傍に重点を置いて調べた。次に水路内の波の進行方向に定常流を加え、浮遊漂砂量の測定法について検討した。岸沖方向の漂砂においては、底面の砂れん頂部より砂れんの波高程度だけ上の位置より上方の領域では、浮遊砂濃度の時間平均値と平均流速の積で浮遊砂量が求まるが、それより下方の領域ではこれが困難であった。一方、沿岸方向の漂砂については、水面から底面までの浮遊砂濃度分布の表示法が明らかになったので、これに沿岸方向の平均流を掛け合わせることにより漂砂量が求められるという結論に達した。 |
全文 |
/PDF/vol024-no02-03.pdf
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