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14 件中 1〜14 件を表示

砂質干潟の生態土砂環境場に果たすサクションの役割-巣穴住活動/保水場の性能評価・設計指針-

港湾空港技術研究所  報告  045-04-04

2006年12月

地盤・構造部 土質研究チーム
佐々真志,渡部要一

 本論文は、従来研究が進んでおらず未知の部分が多い干潟地盤内部の土砂環境動態を明らかにし、表層土砂に住む巣穴底生生物の住活動との関わりを解明して、砂質干潟における生態土砂環境場の評価・設計指針を提示することを目的としている。本研究では、特に、干潟土中の水分張力...

有機スズ化合物の港湾堆積物への吸着特性に関する実験

港湾空港技術研究所  報告  045-04-03

2006年12月

海洋・水工部 沿岸環境領域
中村由行,山﨑智弘,小沼晋,加賀山亨,益永茂樹

 有機スズ化合物の一種のトリブチルスズ化合物(TBT)は1960年代半ばから1990 年代にかけて、主に船底や魚網などの防汚剤として用いられてきた。TBT による生物影響は、海産巻貝の一種であるイボニシのインポセックスが知られている。TBT は高疎水性かつ難分...

波崎海洋研究施設で取得された長期現地観測データに基づく卓越沿岸流の岸沖分布の検討

港湾空港技術研究所  報告  045-04-02

2006年12月

海洋・水工部 漂砂研究室
栗山善昭,柳嶋慎一

茨城県波崎海岸において15年間にわたり1日1回ほぼ毎日取得した沿岸流速データを解析した。卓越沿岸流の方向は岸と沖で異なっており、岸側では北向きの沿岸流が卓越したのに対して、沖側では南向きの沿岸流が卓越した。この原因は、北向きの沿岸流が生じた場合には、波高が相対...

波崎海洋研究施設で観測された沿岸砂州の中・長期変動特性およびその影響要因

港湾空港技術研究所  報告  045-04-01

2006年12月

海洋・水工部 漂砂研究室
栗山善昭,柳嶋慎一

茨城県の波崎海洋研究施設において15年間(1987年~2001年)にわたりほぼ毎日取得された断面データを経験的複素固有関数法(CEOF解析)を用いて解析した。バーの沖向き移動速度に比例するバーの位相の変動周波数は、1994年以前は0.8~1.3 cycle/y...

メソコスム水槽におけるアマモ地上部の現存量と成長・脱落速度の季節変動

港湾空港技術研究所  報告  045-03-02

2006年09月

海洋・水工部 特任研究官
細川真也、三好英一、内村真之、中村由行

 物理条件の制御が可能なメソコスム水槽において、2004年2月から2006年5月まで実海域のアマモ場を想定した実験を行った。既報において、実験水槽における環境条件はアマモの接続的成長を阻害しない事を確認した上で、アマモの生長特性ならびに現存量の季節変化について...

滑動量を要求性能に設定した混成堤の信頼性設計法

港湾空港技術研究所  報告  045-03-01

2006年09月

海洋・水工部 耐波研究室
下迫健一郎、大嵜菜々子、中野史丈

 変形量を考慮した防波堤の性能照査型設計法は、種々の条件設定等が複雑なため、実際の設計に適用するには至っていないものの、構造物の重要度やライフサイクルコストを考慮できる精度の高い設計法の一つとして、実務への本格的な導入が期待されている。本研究では、滑動量を考慮...

耐海水性ステンレス鋼ライニングを施した海洋鋼構造物の電気防食特性

港湾空港技術研究所  報告  045-02-07

2006年06月

地盤・構造部 材料研究チーム
宮田義一、若林徹、濵田秀則

 海洋鋼構造物の腐食を防ぐために、干満部および飛沫部には被覆防食が施される。被覆材料に耐海水性ステンレス鋼を用いる手法が開発されている。ステンレス鋼と普通鋼が接触する箇所では異種金属接触腐食とよばれる現象が生じる。本研究の目的は、実海洋鋼構造物を対象として、鋼...

深層混合処理工法による液状化抑制効果の検討及び改良深度を縮減した新しい格子配置の提案

港湾空港技術研究所  報告  045-02-06

2006年06月

地盤・構造部 地盤改良研究チーム
高橋英紀、山脇秀仁、北詰昌樹、石橋伸司

 液状化現象を再現するために多くの動的遠心模型実験が行われているが、模型地盤の飽和度や通水方法の違いが飽和度に与える影響について検討した研究はこれまでほとんどない。そこで本研究では、3種類の方法で作製した模型地盤に対してP波の伝播速度を用いて飽和度を調べ、完全...

港湾工事に用いる高炉水砕スラグの硬化特性

港湾空港技術研究所  報告  045-02-05

2006年06月

地盤・構造部 基礎工研究チーム
菊池喜昭、中島研司、木村淳治、水谷崇亮

 本報告は、港湾工事でケーソンの裏込めに高炉水砕スラグを用いた現場における施工から18 ヶ月に渡る追跡調査結果、室内実験における高炉水砕スラグの硬化実験結果、高炉水砕スラグの硬化促進方法の検討結果、硬化した高炉水砕スラグのせん断特性評価方法の提案を報告するもの...

ゴムチップ混合固化処理土のせん断時の破壊メカニズム

港湾空港技術研究所  報告  045-02-04

2006年06月

地盤・構造部 基礎工研究チーム
菊池喜昭、永留健、御手洗義夫

 本研究では、マイクロフォーカスX 線CT スキャナを用いて、ゴムチップ混合固化処理土のせん断変形時における内部構造の変化と透水係数の変化を検討した。ここでは、X線CT スキャナを用いて、供試体の密度分布を求め、ゴムチップ混合固化処理土供試体の内部構造やせん断...

アーク形の矢板とトラスを有する新形式二重矢板護岸構造の水平抵抗性能の評価

港湾空港技術研究所  報告  045-02-03

2006年06月

地盤・構造部 基礎工研究チーム
菊池喜昭、北詰昌樹、水谷崇亮、恩田邦彦、平嶋裕、木下雅敬、森玄

 鋼管杭とトラス材およびアーク状の直線型鋼矢板により構成される新形式鋼製壁式護岸、アークトラス構造を提案した。この構造は、構造合理性が高く経済性に優れていると考えられる。この構造形式の水平抵抗性能を評価するため、中型模型(1/10 スケール)を用いた水平載荷実...

気泡量の違いによる気泡混合処理土の透水・吸水特性の変化

港湾空港技術研究所  報告  045-02-02

2006年06月

地盤・構造部 基礎工研究チーム
菊池喜昭、永留健、水谷崇亮

 本研究では、気泡量の違いが気泡混合処理土の透水特性と吸水特性に及ぼす影響を検討した。ここでは、気泡量の異なる気泡混合処理土供試体について透水試験と吸水試験を行い、試験中の供試体内部の透水状況や吸水状況をX線CTスキャナを用いて非破壊で観察した。また、CT画像...

NOWPHAS 波浪観測データを同化させた波浪推算法の開発とその特性の検討

港湾空港技術研究所  報告  045-02-01

2006年06月

海洋・水工部 海洋水理・高潮研究室
橋本典明、河合弘泰、永井紀彦

 第三世代波浪推算モデルWAM Cycle 5 では、波浪の発達・減衰に関するモデルパラメタを同化変数とし、波浪観測値を同化させて波浪推算することができる。このデータ同化の基本特性を矩形海域で調べた結果、背景誤差項を省略しても評価関数を最小化でき、観測値に一致...

緩衝材としてタイヤチップを用いた構造物の耐震性評価

港湾空港技術研究所  報告  045-01

2006年03月

地盤・構造部 構造振動研究室
Hemanta Hazarika、小濱英司、鈴木嘉秀、菅野高弘

 毎年確実に増加している日本の廃タイヤ(日本の人口にほぼ匹敵する本数)のリサイクル率は90%である。2005年2月の京都議定書の発効によって、廃タイヤのリサイクルはサーマルリサイクルからマテリアルリサイクルへの転換(CO2の排出量はサーマルリサイクルの約1/