研究について

検索結果

検索対象 両方から検索する
キーワード
発行年
所属
23 件中 1〜20 件を表示

水の制震効果を付与した直杭式桟橋に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  038-04-02

1999年12月

構造部 構造振動研究室
中原知洋、上部達生、三藤正明

兵庫県南部地震による港湾施設の被災の甚大さに鑑み、大都市直下の大地震に対する運輸基盤施設の耐震性を合理的に確保するための基礎的研究を行った。本研究では、代表的な港湾構造物である桟橋式構造物に水の制震効果を付与した制震技術の提案を行った。その構造は、桟橋上部工に...

第3世代波浪推算法(WAM)の推算精度に関する検討

港湾空港技術研究所  報告  038-04-01

1999年12月

海洋環境部 水理研究室
橋本典明、川口浩二、真期俊行、永井紀彦

 現在、我が国では港湾構造物の耐波設計等の実務に第一世代波浪推算法(MRI)が用いられている。一方、諸外国では、WAMに代表される第三世代波浪推算法が既に実務的なレベルで用いられてきており、我が国においてもMRIに代わる次世代型波浪推算法の開発に大きな期待が寄...

ファジィ制御および泥水リサイクルによるドラグサクション浚渫船の高効率化

港湾空港技術研究所  報告  038-03-08

1999年09月

機械技術部 浚渫埋立研究室
加藤英夫、谷本裕史、原田貴久

 ドラグサクション浚渫船の従来の自動化は、設定値を境界としたON/OFF制御、あるいはあらかじめ定められた手順にしたがって制御を行うシーケンス制御であり、ベテラン乗組員の手動操作に比較すると制御が不十分で、省力化は図られたが生産性(浚渫土量)は必ずしも高くなっ...

コンテナターミナルにおける荷繰り最小化による荷役効率化

港湾空港技術研究所  報告  038-03-07

1999年09月

機械技術部 機械作業システム研究室
門前唯明、田邊俊郎、中島晋

昨今、我が国の国際コンテナターミナルの競争力の低下が強く指摘されており、荷役作業の効率化を図るなどの新たな対策が求められている。本研究で想定した今後増加が予想される本船荷役専用バッファを有するコンテナターミナルでは、本船荷役においてコンテナクレーンを待たせるこ...

低改良率で改良された杭式深層混合処理地盤の鉛直支持力

港湾空港技術研究所  報告  038-03-06

1999年09月

土質部 地盤改良研究室
北詰昌樹、中村健、森永真朗、宇高泰

 深層混合処理工法による改良地盤の形式は、ブロック式、格子式、壁式、杭式の4つに大きく分類できる。このうち杭式改良地盤は、現在では主として沈下対策や側方変位対策などを目的に盛土下または盛土法尻下部に造成されることが多い。杭式改良地盤に関する現行設計法では、円弧...

海成粘土地盤の間隙比-有効土被り圧関係に関する統一的な解釈

港湾空港技術研究所  報告  038-03-05

1999年09月

土質部 土性研究室
土田孝

本論文では、海成粘土地盤の間隙比と土被り圧の関係を統一的に説明することを試みている。成果は以下のようにまとめられる。  1)粘土の初期含水比と圧密圧力が十分大きいときに最終的に収束するe-log p曲線である究極基準曲線(USC)が存在することを、多くのe-...

数値処理からみたCVM(仮想評価法)の信頼性分析-船舶事故による流出油対策の評価への適用事例-

港湾空港技術研究所  報告  038-03-04

1999年09月

海洋環境部 環境システム研究室
鈴木武

CVM(Contingent Valuation Method)の推定結果の信頼性を分析するため、わが国周辺において船舶事故により発生する油流出への対策に対してCVMを適用し、その推定の作業過程・結果におけるCVMの持つ各種特性について、数値処理に焦点を当て分...

海面水位の変動が内湾域への水環境に及ぼす影響-大船渡湾での貧酸素水塊の形成と消滅機構-

港湾空港技術研究所  報告  038-03-03

1999年09月

海洋環境部 主任研究官
日比野忠史、豊田政史、西守男雄、細川恭史、鶴谷広一

 日本周辺では、夏季には太平洋高気圧、冬季にはシベリア高気圧が卓越し、両季節では全く逆の気圧配置となるが、シベリア高気圧のため暖候期に比較して寒候期に気圧が高くなっている。海面水位は気圧配置の変わる春季に上昇し始め、秋季に降下し始めている。さらに、大船渡湾(三...

液状化した砂地盤による消波システムの開発

港湾空港技術研究所  報告  038-03-02

1999年09月

水工部 耐波研究室
姜閏求、高橋重雄、山本悟、三浦裕信、高野忠志、下迫健一郎、鈴木高二朗

 液状化消波システムは、砂地盤の下から注水し上向き浸透流を強制的に発生させ、その間隙水圧を大きくすることによって、砂地盤を液状化させ、この上を通過する波を減衰させる新しい波浪制御システムである。小型および大型水理模型実験を行うとともにFEMを用いた数値計算を行...

流れが考慮できる非線形波浪の計算モデルについて

港湾空港技術研究所  報告  038-03-01

1999年09月

水工部 波浪研究室
Md.Hasanat ZAMAN、平石哲也

非線形な波・流れ共存場に適用できる二次元数値計算モデルを構築した。モデルの支配方程式は鉛直方向に積分した連続式と運動方程式である。支配方程式を半陰的有限差分法により差分化した。底面に設置した放物型マウンド周辺の鉛直二次元波・流れ場にこのモデルを適用し、非砕波条...

大規模地震時におけるコンテナクレーンの脚の浮き上がりに関する模型実験

港湾空港技術研究所  報告  038-02-12

1999年06月

機械技術部 機械作業システム研究室
江頭隆喜、山本俊介、田邊俊郎、中島晋、菅野高弘、宮田正史、柏崎昭宏、金山維史

 大地震時におけるコンテナクレーンの脚の浮き上がりといった動的挙動を再現するため、1/15スケールのコンテナクレーンの模型を製作し、振動台にて加振実験を行った。また、クレーンに静的な水平荷重をかけた時の脚浮上がりについても同様に測定を行った。その結果、クレーン...

係留施設のライフサイクルコスト発生と維持管理意志決定支援システムの構築に関する基礎的研究

港湾空港技術研究所  報告  038-02-11

1999年06月

計画設計基準部 設計技術研究室
松渕知、横田弘

わが国には、現在1100もの港湾があり、規模や機能の違いはあるがそれぞれ地域の要請に応え、社会経済や空間経営の大きな役割をになってきている。これら港湾の施設の多くは経済発展とともに急速に整備されてきたもので、現在では整備してから30年以上経過した施設が増加して...

破壊確率を考慮した防波堤のライフサイクルコストと許容破壊確率

港湾空港技術研究所  報告  038-02-10

1999年06月

計画設計基準部 主任研究官
長尾毅、松渕知

 本報告は、防波堤の破壊確率を考慮したライフサイクルコストの検討を行ったものである。ライフサイクルコストとしては、初期建設費用に加えて、期待被災回数と被災時復旧費用を考慮し、間接的被害費用は対象外としている。期待被災回数は、破壊確率に影響を及ぼす高波の発生がポ...

RC港湾構造物の塩害に係わる環境要因の定量的評価に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  038-02-09

1999年06月

構造部 材料研究室
濱田秀則

我が国において、鉄筋コンクリート港湾構造物、特に桟橋上部工の塩害による劣化が顕在化している。このため、塩害を受けている既存構造物の補修設計法、および塩害を受けることが想定される環境に今後建設される新設構造物の耐久設計法の確立が望まれている。これらの設計法を確立...

防波堤ケーソンの自動設置システムの開発(第二報)-アンカーワイヤ方式の水理模型実験による検討-

港湾空港技術研究所  報告  038-02-08

1999年06月

構造部 主任研究官
米山治男、白石悟、名里健吾、高橋英俊

 本報告では、現状では作業員が直接手動で実施しているウインチ操作作業を自動化することにより防波堤ケーソン等の海洋構造物の設置作業を自動的に行う、自動設置システムについて述べる。本システムを開発した目的は、ケーソンの据付作業におけるウインチおよび緊張したワイヤラ...

鋼直杭式桟橋の地震時保有耐力に関する実験および解析

港湾空港技術研究所  報告  038-02-07

1999年06月

構造部 構造強度研究室
横田弘、川崎進、菅原亮、HazemEl-Bakry、川端規之

本研究は、鋼直杭式桟橋の終局時における構造性能を把握することを目的としている。桟橋の終局時の耐力、水平変位、破壊の進行過程を調べるため、約1/4の縮尺の模型試験体を製作し、静的繰返し載荷試験を実施した。その結果、桟橋は非常に優れた変形性能を有し、塑性率3~4程...

海洋環境(酒田港20年)に暴露したコンクリート梁の材料劣化が梁の力学性能に及ぼす影響

港湾空港技術研究所  報告  038-02-06

1999年06月

構造部 構造強度研究室
横田弘、秋山哲治、濱田秀則、三上晃、福手勤

構造物の適切な維持管理をするためには、劣化・損傷程度に応じた補修、補強あるいは更新が要求される。そのため、劣化の生じた構造物における現時点での耐力評価、耐用年数に達するまでの残存機能等を定量的に把握することは極めて重要である。そこで、実際の海洋環境に20年以上...

港湾空港事業における軽量混合処理土工法の開発と適用事例

港湾空港技術研究所  報告  038-02-05

1999年06月

土質部 土性研究室
土田孝

 本文は、軽量混合処理土工法の開発に関するこれまでの研究成果と適用事例について述べている。主要な結論は以下のようにまとめられる。 1)軽量混合処理土工法は、液性限界以上に加水してスラリー化させた浚渫土や建設発生土を原料土とし、これに固化材と軽量化材(気泡ある...

粘性土のセメンテーションによる強度発現メカニズム

港湾空港技術研究所  報告  038-02-04

1999年06月

土質部 土性研究室
土田孝、湯怡新

 海底地盤の沈降堆積過程における強度発現のメカニズムを調べるため、地盤表層付近における微小ないし低応力レベルでの圧密試験を実施し、せん断強度の経時的な発現特性を調べた。高含水比の粘土試料の経時的な強度発現特性を実験により調べた結果、土被り圧が1kPa以下の表層...

海水交換型防波堤の透過量評価手法の提案

港湾空港技術研究所  報告  038-02-03

1999年06月

海洋環境部 環境評価研究室
西守男雄、日比野忠史、豊田政史、細川恭史、石原弘一、森下正志、鶴谷広一

海水交換型防波堤(スリットケーソン)の海水透過量の評価手法を水理模型実験、現地観測、数値計算の結果から提案した。水理模型実験では1/20縮尺模型を用いて、1。スリットケーソン内の流れは近似的にポテンシャル流れとして扱われ、港内外の水位差によって透過量が決定され...