研究について
研究成果
海水交換型防波堤の透過量評価手法の提案
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 038-02-03 1999年06月 |
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執筆者 | 西守男雄、日比野忠史、豊田政史、細川恭史、石原弘一、森下正志、鶴谷広一 |
所属 | 海洋環境部 環境評価研究室 |
要旨 | 海水交換型防波堤(スリットケーソン)の海水透過量の評価手法を水理模型実験、現地観測、数値計算の結果から提案した。水理模型実験では1/20縮尺模型を用いて、1。スリットケーソン内の流れは近似的にポテンシャル流れとして扱われ、港内外の水位差によって透過量が決定されること、2。透過係数は主として港内側の形状(開口率)によって決定されること、現地観測では3。三田尻中関港の東防波堤に用いられている下部透過型スリットケーソン内の流れの観測から潮差と透過量との相関が高いこと、4。潮差と透過量の関係は、防波堤の周辺海域の状況(季節・天候等)によって異なること、二次元浅水長波方程式を用いた(FEM)数値計算では5。水理模型実験から得た実験式によって現地スリットケーソン内の透過流速を再現させ透過量を評価できることを見いだした。これらの一連の結果から海水交換型防波堤の海水交換量は、本研究で提案する実験式と数値モデルによって十分評価できることを示した。 |
全文 |
/PDF/vol038-no02-03.pdf
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