研究について

研究成果

係留施設のライフサイクルコスト発生と維持管理意志決定支援システムの構築に関する基礎的研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 038-02-11 1999年06月
執筆者 松渕知、横田弘
所属 計画設計基準部 設計技術研究室
要旨 わが国には、現在1100もの港湾があり、規模や機能の違いはあるがそれぞれ地域の要請に応え、社会経済や空間経営の大きな役割をになってきている。これら港湾の施設の多くは経済発展とともに急速に整備されてきたもので、現在では整備してから30年以上経過した施設が増加して来ている。そのため、施設を良好な状態に維持し、長期にわたって機能させることは、経済性や安全性の確保といった観点、また限られた港湾空間の有効活用から極めて重要なこととなってきている。より質の高い港湾の施設整備を進めるためのアプローチとして、さらには今後増大してくる維持管理の最小費用による最大効果を得るための手段として、港湾構造物のライフサイクルコストに着目し、発生費用の実態調査を基に効率的な維持・管理および改良更新の際の意志決定支援システム(マネジメント手法)確立のための基礎的検討を行った。
全文 /PDF/vol038-no02-11.pdf