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17 件中 1〜17 件を表示

限界状態設計法の鉄筋コンクリート港湾構造物への適用に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  033-04-04

1994年12月

計画設計基準部 主任研究官
長尾毅

 限界状態設計法は1960年代に提唱されて以来、コンクリート構造物の合理的な設計法として注目を浴び、世界の趨勢はこの方法の採用に向かって進みつつある。我が国においても土木学会のコンクリート標準示方書に位置づけられたことをはじめとして、研究・教育の分野においては...

転圧コンクリート舗装の性能向上に及ぼす分級フライアッシュの混入効果

港湾空港技術研究所  報告  033-04-03

1994年12月

構造部 材料研究室
福手勤、三浦幸治、寺野宜成、石井光裕

転圧コンクリート(RCC)に、残業副産物である分級フライアッシュ(CFA)を混入し、RCC舗装の品質や施工性などの性能の向上のための検討を、室内試験と試験舗装から行っている。その結果、CFAの混入は、RCC締固め特性の改善、単位推量の低減、最適細骨材率の増大に...

コンクリート部材のひびわれ幅の算定方法とひびわれ対策の効果

港湾空港技術研究所  報告  033-04-02

1994年12月

構造部 構造強度研究室
清宮理、山田昌郎、壹岐直之

 鉄筋コンクリート部材に発生したひびわれ幅を算定するうえで付着応力-すべり関係は重要な因子である。この関係式を用いた載荷時のひびわれ幅の算定方法については数多くの研究がなされている。しかし、除荷時、除荷後およびその後の再載荷時のひびわれ幅については、現在のとこ...

ベーンせん断試験による粘性土地盤の強度決定法

港湾空港技術研究所  報告  033-04-01

1994年12月

土質部 地盤調査研究室
田中洋行、田中政典

我が国の7地点で行われたベーンせん断試験の結果を報告する。調査地点はいずれも海成粘性土が正規圧密状態で厚く蓄積している。ベーン強度を圧密降伏応力で正規化したSu(v)/p’cの値は塑性指数Ipの増加に伴って増大するとの報告が欧米の研究者によってなされている。し...

浅場の窒素収支を考慮した3次元物質循環モデルの構築と計算事例

港湾空港技術研究所  報告  033-03-02

1994年09月

海洋水理部 主任研究官
古川恵太、細川恭史

 海域に存在する干潟や藻場といった浅い領域(浅場)での環境改善機構に着目して、窒素循環を含む物質循環モデルを構築し、これを湾内3次元計算として適用するために、多層レベルモデルによる潮流計算を併用した。モデルの計算例として東京湾を対象として浅場の増加による湾内窒...

港湾構造物への生物付着促進のための凸部周辺の流速分布に関する検討

港湾空港技術研究所  報告  033-03-01

1994年09月

海洋水理部 主任研究官
古川恵太、室善一朗、細川恭史

 構造物表面に付けられた凹凸は、流れの滞留域を形成し、幼生の着底を促進するものと期待されている。その滞留域の大きさ、形成の様子に対する基礎的な検討のため、水理模型実験と数値計算とを行った。対象とした流れは、レイノルズ数で10鯵10梓程度である。  単一角柱と...

増粘剤を用いた高流動コンクリートの過密配筋部材への適用性

港湾空港技術研究所  報告  033-02-08

1994年06月

構造部 材料研究室
福手勤、濱田秀則、三浦幸治

 コンクリート工事の省力化、コンクリート構造物の高信頼性化を目指して、高流動コンクリートの開発が望まれている。  本研究では、増粘剤を用いた高流動コンクリートの開発を目的に、一連の室内実験、大規模モデル実験、実構造物への適用実験を行い、従来の方法では締固めが...

転圧コンクリートによる薄層オーバーレイ工法の開発

港湾空港技術研究所  報告  033-02-07

1994年06月

構造部 材料研究室
福手勤、三浦幸治、濱田秀則、寺野宜成

近年、空港のエプロンなどのコンクリート舗装には、不同沈下による舗装版の損傷や既存の舗装版の老朽化が多く見られ補修が必要とされている。しかし既存のコンクリート補修では打設後、比較的長時間の養生が必要とされ施設閉鎖を強いられるため空港業務に支障を来している。このた...

コンクリート中の鉄筋のマクロ腐食と電気防食によるアノード,カソードへ流入する電流および分極量

港湾空港技術研究所  報告  033-02-06

1994年06月

構造部 材料研究室
阿部正美、福手勤、浜田秀則、三浦幸治

 港湾コンクリート構造物の塩害による劣化を防止する対策法として電気防食による方法が検討されている。  本試験はコンクリート中の鉄筋がマクロ腐食を形成している条件下で、電気防食を行った場合にアノード部およびカソード部へ流入する電流の割合や分極量等を把握する目的...

合成版式ケーソンのフーチング部の力学特性と構造設計

港湾空港技術研究所  報告  033-02-05

1994年06月

構造部 構造強度研究室
清宮理、山田昌郎

 鋼板と鉄筋コンクリートとをずれ止めにより合成した合成版は、高強度でかつじん性が大きく優れた力学特性を保有している。この合成版を用いて重力式のケーソンのフーチングを長く張り出せる。ただし長いフーチングでは地盤反力などの外力により固定端に大きな断面力が生じる。フ...

潜堤周辺の底泥の局所洗掘に関する実験的研究

港湾空港技術研究所  報告  033-02-04

1994年06月

海洋水理部 水理研究室
鶴谷広一、吉永宙司、佐々木豊喜

本論文は、これまで十分に解明されていない直立型潜堤の周辺や、先端部での流れと波による底泥の洗掘について実験的に検討したものである。実験には粘土槽付きの長さ11m、幅40cm、高さ50cmの二次元造波水路を用いた。実験は、流れと波による潜堤周辺の底泥の移動・堆積...

海中に設置された汚濁拡散防止膜の水理特性に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  033-02-03

1994年06月

海洋水理部 水理研究室
鶴谷広一、渡邊弘、安岡大輔、工藤雅春

 浚渫や埋立などの海洋工事にともなう海水のにごりに対して、通常は汚濁拡散防止膜と呼ばれるフレキシブルな膜体構造物が、汚濁防除のために使われている。  汚濁拡散防止膜は、恒久的な構造物ではなく、工事中の限られた期間のみ設置されるので、埋立地などの構造物の完成後...

衝撃砕波力に対する防波堤ケーソンの動的挙動

港湾空港技術研究所  報告  033-02-02

1994年06月

水工部 耐波研究室
高橋重雄、下迫健一郎、上部達生

 混成防波堤の直立部には、海底勾配あるいはマウンドの高さや前肩幅によっては、非常に強大な衝撃砕波力が作用する場合がある。こうした衝撃砕波力は、強大であるが作用時間がきわめて短いという特徴がある。そのため、ケーソンはマウンドおよび地盤と一体になって振動し、ケーソ...

スペクトル形状による波群特性の変化

港湾空港技術研究所  報告  033-02-01

1994年06月

水工部 波浪研究室
鈴木康正、河合弘泰、望月徳雄、松森孝弘

海の波の波高は全くランダムというわけではなく、波高の大きな波が何波か続いて現れる。この現象を「波の連なり」という。本研究では、周波数スペクトルの尖鋭度と波群特性の関係について、数値シミュレーション、現地観測データの解析、および水理模型実験により調べた。本研究の...

港内の波浪及び係留船舶の動揺のリアルタイム予測システムの開発(第1報)-システムの開発及び現地への設置-

港湾空港技術研究所  報告  033-01-03

1994年03月

構造部 海洋構造研究室
上田茂、永井紀彦、平石哲也、白石悟、木内里美、小林昭男

本報告では、外洋に面した港湾における、港湾計画及び港湾工事施工計画、係留船舶の安全性及び荷役の効率化に寄与することを目的として開発した、港内の波浪及び係留船舶の動揺の予測システムについて述べた。システムは、1。港外の波浪観測データの伝送システム、2。港内波浪推...

グチ式造流堤による流れの解析-模型実験と数値計算による検討-

港湾空港技術研究所  報告  033-01-02

1994年03月

海洋水理部 主任研究官
古川恵太、平野隆幸、細川恭史

 海域制御構造物の一種であるグチ式造流堤の起こす流れについて水理模型実験と数値計算による検討を行った。  グチ式造流堤とは、潮汐による海水の出入りを利用した一種の起流装置である。流れを作り出すことによって、海域における物質の滞留時間を減少させる効果をもち、浄...

手すりによる越波時の人の転落防止効果に関する研究-親水性港湾構造物に関する水工的研究(第3報)-

港湾空港技術研究所  報告  033-01-01

1994年03月

水工部 耐波研究室
高橋重雄、遠藤仁彦、 室善一朗

 親水性防波堤は、人に対する安全対策を積極的に施し、その天端上を魚釣りや散策のために開放するものである。港湾技術研究所では、1990年より親水性港湾構造物の研究を開始しており、主に親水性防波堤上の施設の耐波安定性(波力的な問題)や人の安全に対する検討を加えてき...