研究について
研究成果
港湾構造物への生物付着促進のための凸部周辺の流速分布に関する検討
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 033-03-01 1994年09月 |
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執筆者 | 古川恵太、室善一朗、細川恭史 |
所属 | 海洋水理部 主任研究官 |
要旨 | 構造物表面に付けられた凹凸は、流れの滞留域を形成し、幼生の着底を促進するものと期待されている。その滞留域の大きさ、形成の様子に対する基礎的な検討のため、水理模型実験と数値計算とを行った。対象とした流れは、レイノルズ数で10鯵10梓程度である。 単一角柱と角柱列についての水理実験を行い、単一角柱の滞留域の大きさは、構造物の大きさに強く支配されていることが示された。角柱列では角柱の間隔と流速値により、滞留域の形成が変化することがわかった。 数値計算は、渦の干渉を良好にシュミレートできる離散渦法を用いた。角柱群に対する計算結果より、滞留域の形の変化は、渦の干渉による違いであることが明らかになった。前列から放出される渦の再付着位置と角柱のピッチとの関係で、滞留域の形成が大きく支配されていることが示された。 |
全文 |
/PDF/vol033-no03-01.pdf
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