研究について

研究成果

転圧コンクリートによる薄層オーバーレイ工法の開発

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 033-02-07 1994年06月
執筆者 福手勤、三浦幸治、濱田秀則、寺野宜成
所属 構造部 材料研究室
要旨 近年、空港のエプロンなどのコンクリート舗装には、不同沈下による舗装版の損傷や既存の舗装版の老朽化が多く見られ補修が必要とされている。しかし既存のコンクリート補修では打設後、比較的長時間の養生が必要とされ施設閉鎖を強いられるため空港業務に支障を来している。このため早期供用が可能な補修工法の開発が必要とされている。本研究では、近年注目を浴びている超固練りのローラー転圧コンクリート舗装(Roller Compacted Concr-ete Pavement:RCCP)に使用されている転圧コンクリート(RCC)に着目し、この転圧コンクリートを用いた薄層オーバーレイの特性を把握し、これを空港コンクリート舗装の補修工法としての適用していくための基礎試験を実施した。このRCCによる薄層オーバーレイの適用性を室内試験及び試験施工により検討した結果、オーバーレイ厚が10cmであればこの工法は既設コンクリート舗装の補修工法として適用可能であることがわかった。
全文 /PDF/vol033-no02-07.pdf