2018年 濱口(はまぐち)梧陵(ごりょう)国際賞(国土交通大臣賞)の受賞者が決定

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平成30年10月26日

2018年 濱口梧陵国際賞(国土交通大臣賞)の受賞者が決定
~国外から個人1名、国内から個人1名、1団体が受賞~

津波・高潮等に対する防災・減災に関して顕著な功績を挙げた国内外の個人又は、団体を表彰する「濱口梧陵国際賞」(国土交通大臣賞)について、2018年の受賞者が決定されました。授賞式及び記念講演会は11月7日に行われます。

 濱口梧陵国際賞は、我が国の津波防災の日である11月5日が2015年の国連総会において「世界津波の日」として、制定されたことを受け、沿岸防災技術に係る国内外で啓発及び普及促進を図るべく、国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会によって2016年に創設された国際的な賞です。今般、2019年の受賞者が次の2名に決定され、受賞式及び記念講演会が下記の通り開催されますので、お知らせします。

〈濱口梧陵について〉 
現在の和歌山県広川町で生誕。安政元年(1854年)突如大地震が発生、大津波が一帯を襲いました。このとき梧陵は、稲むら(稲束を積み重ねたもの)に火を放ち、この火を目印に村人を誘導、安全な場所に避難させました。その後も被災者用の小屋の建設、防波堤の築造等の復興にも取り組み、後の津波による被害を最小限に抑えたと言われています。

稲むらの火(資料提供:内閣府防災担当)

稲むらの火(資料提供:内閣府防災担当)

(1)日 時 平成30年11月7日(水)  15時00分~(授賞式)、15時50分~(記念講演会)
(2)場 所 海運クラブ(東京都千代田区平河町2丁目6-4 海運ビル)
(3)受賞者 2名、1団体

〇間瀬 肇  京都大学・名誉教授/特任教授
津波などの研究成果が国内外で高い評価。フラップゲート式防波堤・陸閘を開発・実用化
〇Harry Yef教授 オレゴン州立大学教授
世界各地で津波被害の実態を解明。オレゴン主などで津波避難に係わるプロジェクトに貢献。
〇DONET開発チーム ※団体での受賞
東南海・南海地震の震源地に世界初の海底観測ケーブルネットワークシステムを構築。

  • 上記の時間は変更となることがあります。
  • 当日は、撮影が可能です。撮影を希望される報道関係者は別紙3「申込用紙」に必要な事項を記入のうえ、11月
    5日(月)12時までにFAXでお申し込みください。
  • 当日は14時50分までに会場にて受付をお願いします。

<添付資料>

【お問い合わせ先】
  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会事務局 藤原 
  電話: 046-844-5040(直通)  FAX: 046-844-5072