研究について
研究成果
流出油のリアルタイム捕捉に向けた簡易漂流テレメトリブイの開発と応用
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 1312 2015年10月 |
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執筆者 | 藤田 勇、松崎 義孝 |
所属 | 新技術研究開発領域 油濁対策研究チーム |
要旨 | 海上漂流油の捕捉技術として、スマートフォンを活用した海象情報のリアルタイム収集用の漂流ブイを開発した。開発したブイでは、GPSによる測位と風向風速を計測し、3Gあるいは4Gの携帯電話網を介してリアルタイムにデータを遠隔地に伝送することができる。実海域において機能試験を実施し、ブイが正常に機能すること、長時間無人で運用できること、沿岸部の使用で通信に問題がないこと等を確認した。 開発したブイは実海域において、流出油の水平乱流拡散係数を計測する実験並びに、漂流油の位置の捕捉実験に活用した。漂流ブイが、実験用機材としても漂流油の捕捉用機材としても有効なツールであることを示した。更に要素技術的な応用として、アンドロイドスマートフォンを組み込み用途に用いた他の例を紹介した。 |
全文 |
TECHNICALNOTE1312(PDF/4,470KB)
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