研究について

研究成果

漂流木材の杭構造物への衝突実験

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1170 2007年12月
執筆者 平石哲也、春尾和人
所属 海洋・水工部 波浪研究室
要旨  東京湾奥に位置する羽田空港において、新たにD滑走路が建設されている。滑走路の一部は、鋼管杭で平板を支える桟橋構造で製作される。桟橋構造の部分は、隣接する河川からの出水時の流下を妨げないように、計画されたものである。一方、河川からの洪水が生じた場合には流木などの漂流物が多数流れて、それらのいくつかは桟橋部に衝突する危険性がある。漂流物による衝撃荷重の推定は、杭の安定性を保つために重要である。そこで、直杭に作用する漂流物の衝撃荷重を調べるために水理模型実験が実施された。実験の結果、衝撃荷重は、漂流物の質量と漂流速度から推定できることが判明した。
全文 /PDF/no1170.pdf