研究について

研究成果

常時観測データにみる港湾の道路の交通特性

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0876 1997年09月
執筆者 奥田薫、村田利治、岡野秀男
所属 計画設計基準部 主任研究官
要旨  港湾の道路を利用する交通は、港湾取扱貨物等から発生する物流関連交通、企業活動等に伴い発生する産業関連交通、緑地や交流施設等により発生する生活関連交通などの混合交通である。ピーク特性の異なる交通を合成して計画交通量を算定する場合、年間交通量の単位で合計する方法が簡単である。しかし、港湾の道路において車線数の決定に用いられる計画交通量はピーク時間交通量であり、年間交通量をピーク時間交通量に変換する指標(K値)が必要となる。K値や年間ピーク時における往復交通の偏りを示すD値といった特性は、これまで港湾の道路で年間をとおした調査が行われておらず、不明であった。  今回、平成5年度及び6年度に港湾の道路において実施された交通量の常時観測データを分析し、K値及びD値を算出した。  また、既往の研究成果と同様に、常時観測の結果からも、港湾の道路の集中特性は一般道路に比べて高いことが明らかとなった。
全文 /PDF/no0876.pdf