研究について
研究成果
レーダによる小型船舶の航行特性の解析
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 0748 1993年06月 |
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執筆者 | 黒田祐一、酒井浩二、早藤能伸、浜田賢二 |
所属 | 計画設計基準部 システム研究室 |
要旨 | 近年、プレジャーボート等小型船舶の隻数が著しく増加するとともに、その活動が年々盛んになったことから、各種船舶が輻輳する海域での航行の安全性が問われている。しかしながら、これら小型船舶の具体的な活動状況としての船種による行動範囲の差異や航路近傍海域での行動特性等はまだ不明な部分も多い。これらプレジャーボート等小型船舶の航行特性の解析には、レーダを用いる方法が考えられるが、これまでのレーダによる船舶の航行実態観測は中・大型船舶を主対象としたものが多く、小型船舶に的を絞った航行特性の解析はあまり行われていない。 そこで、プレジャーボート等小型船舶の航行実態の解析に関して、レーダによる観測手法の技術的な検討を行い、その手法を平潟周辺、江ノ島周辺の実海域におけるレーダ観測に適用し、小型船舶の航行特性を航跡、密度、速力等について解析した。これらについて得られた主要な成果は以下のとおりである。 1)レーダによる小型船舶の捕捉範囲を明らかにした。 2)各種小型船舶の航行速度、密度分布を明らかにした。 3)小型船舶同士の離隔距離(最小接近距離)を明らかにした。 4)航路近傍における小型船舶及び中・大型船の航行状況を明らかにした。 |
全文 |
/PDF/no0784.pdf
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