研究について
研究成果
船舶諸元データベースシステムの開発
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 0738 1992年06月 |
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執筆者 | 松本英雄、浜田賢二 |
所属 | 計画設計基準部 システム研究室 |
要旨 | 港湾施設や臨海部施設の合理的な計画・設計においては、これらを利用する船舶についてその諸元や形状を的確に把握しておくことが不可欠である。 この目的のため当所では、概ね10年ごとに船舶諸元に関するデータの収集や解析を行ってきた。これまでの方法はデータを船種ごとに分類し、これらについて総合的に総計的解析を行うものであった。 これに対し、船舶諸元に関する問い合わせや要望は多様なものとなってきており、これに迅速かつ正確に応えられるようにするため、パソコンレベルのデータベース管理システムを用いて、船舶諸元データの検索、統計解析、グラフ表示可能なデータベースシステムの開発を行った。 本データベースシステムを用いて利用者は船舶諸元に関する以下のような情報を得ることができる。 (1)特定の項目の船舶数、最大・最小値、平均値、標準偏差、安全値等の基礎的総計量。 (2)2種類の諸元間のX-Y座標上へのプロット。 (3)2種類の諸元間についての回帰分析。 (4)船舶名や諸元の一覧。 (5)任意種類の諸元について棒グラフの作成。 さらに船舶諸元データベースシステムを用いて、これまでの解析では行われていなかった以下のような分析を行った。 (1)データベース中にない全世界の船舶の空船時、軽荷時マスト高を日本国籍船の喫水データをもとに推計した。 (2)コンテナ専用船の重量トン数とコンテナ積載能力の間の関係について回帰分析を行った。 |
全文 |
/PDF/no0738.pdf
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