研究について

研究成果

沈降過程を考慮した超軟弱粘土の自重圧密解析

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0680 1990年06月
執筆者 小林正樹、山川匠、小川富美子
所属 土質部 土性研究室
要旨

 本資料は、通常の圧密理論を用いて超軟弱粘土の沈降・自重圧密解析を行うための手法を開発した結果を紹介するものである。この手法においては、粘土の体積比の対数と圧蜜圧力の対数が比例関係にあると仮定する。また、透水係数は間隙比の関数とし、沈降が終了して圧蜜が開始すると、透水係数が不連続的に変化すると仮定している。
 このような仮定に基づいて、沈降実験の解析を行った。実験においては、大型の沈降円筒を用いて、超軟弱粘土の沈降およびその後の自重圧密特性を調べている。解析結果は実験結果と良好な一致を示した。

全文 /PDF/no0680.pdf