研究について

研究成果

沈下したプレストレストコンクリート舗装版のリフトアップ工法の開発

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 028-02-03 1989年06月
執筆者 佐藤勝久、八谷好高、上中正志、犬飼晴雄、川本幸広、塚田悟
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

埋立地や高盛土部の空港などでコンクリート舗装が沈下した場合、従来その補修として打換えやオーバーレイが一般的であったが、これらによれば打設したコンクリートの養生のため、ある期間施設閉鎖が避けられず多大な不便を被るので、昼間は施設を供用しながら夜間だけの工事で補修できる工法の開発が強く要請されていた。
 そこで本研究では、このような要請に応えるものとして、沈下や不同沈下したプレストレストコンクリート(PC)舗装版において、沈下した部分にだけ後からジャッキ装着金具やジャッキの反力をとる反力盤を設置し、これらに油圧ジャッキを取り付け、コンピュータ制御により安全に迅速にPC舗装版をリフトアップできる工法を開発した。

全文 /PDF/vol028-no02-03.pdf