研究について

研究成果

港研構内およびアシカ島における気象・海象観測その3

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0624 1988年06月
執筆者 菅原一晃、成田明、亀山豊、小舟浩治、後藤智明、橋本典明
所属 水工部 主任研究官
要旨

 港研構内およびアシカ島における気象・海象観測の実施概要を紹介し、このうち構内の気温、降水量、風および潮汐とアシカ島の風、潮汐および波浪のデータについて、原則として1983年から1986年までの一般的統計を行ってとりまとめた。主な成果を以下に示す。
(1)久里浜の最近3年間の平均気温は15.6℃である。既往最高気温は36.0℃、最近気温は-5.9℃である。
(2)久里浜の年平均降水量は1576mmで横浜よりやや少ない。
(3)構内の最多風力はNE、アシカ島のそれはNである。
(4)久里浜港内とアシカ島の潮位は、平滑潮位では振幅。位相とも同じである。
(5)久里浜港内の顕著副振動は周期2~2.5と12~15分のもので、アシカ島のそれは2~2.5分である。
(6)アシカ島の平均有義波高は0.50m、その周期は4.1sで、既往最大有義波は 5.34m、9.9sである。

全文 /PDF/no0624.pdf