研究について

研究成果

三次元の経験的固有関数による深浅図解析法

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 023-02-02 1984年06月
執筆者 加藤一正、吉松晃
所属 水工部 高潮津波研究室
要旨

三次元的な地形データである深浅図を、経験的固有関数によって解析する方法を示した。
 三次元の経験的固有関数による解析は、原理的には従来の方法で行えるが、計算機容量、時間が多大になるのでほとんど不可能である。そこで、本報告では、従来と逆の方法により経験的固有関数が計算できることを示した。従来の方法では(nx×nx)の行列計算(nx:測点数)を行うが、新しい方法では(nt×nt)の行列計算(nt:測量回数)でよい。深浅図データの場合、一般にnt《nxであるので、新しい方法のほうが計算機容量、時間ともに圧倒的に少なくてすむ。
 また、実際の深浅図のデータを用いて三次元の経験的固有関数による解析を行い、その有効性を示した。

全文 /PDF/vol023-no02-02.pdf