研究について

研究成果

1983年日本海中部地震津波の実態と二・三の考察

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0470 1983年11月
執筆者 谷本勝利、高山知司、村上和男、村田繁、鶴谷広一、高橋重雄、森川雅行、吉本靖俊、中野晋、平石哲也
所属 水工部 防波堤研究室
要旨

 昭和58年5月26日正午秋田県沖を震央として発生した日本海中部地震(M=7.7)は非常に大きな津波を伴い、秋田県、青森県、北海道渡島地方の日本海沿岸各地で多数の犠牲者が出、さらに日本海沿岸の広い範囲で津波による各種の被害が生じた。
 本資料は、津波後に4次にわたって実施した現地調査に基づき、北海道岩内港から石川県輪島港に至る日本海沿岸各地での津波の来襲および被害状況をあきらかにするとともに、浅海における津波の変形とそ(遡)上に関する実験、津波のシミュレーション計算などを行って、今回の津波の水理的特性、そ上高に影響する要素と実測そ上との関連、津波に対する防波堤の効果、検潮井戸の津波に対する応答、能代港外港埋立護岸(建設中)の被災原因について考察したものである。

全文 /PDF/no0470.pdf