研究について

研究成果

小松島港及び名古屋港における鋼管杭の腐食調査

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0461 1983年09月
執筆者 善一章、阿部正美
所属 構造部 主任研究官
要旨  小松島港農協飼料桟橋(17年経過)と名古屋港9号地南側桟橋(13年経過)の鋼管杭について腐食調査を行った。調査の結果は、次のとおりであった。            (1)防舷材(古タイヤ)の接触の最大腐食速度は、0.7mm/y程度であった。防舷材が接触しなかった杭では、平均干潮面付近で孔食が著しく最大腐食速度は0.53mm/yであった。(小松港)。  (2)飛沫帯では、平均腐食速度は0.2mm/y程度、最大腐食速度は0.4mm/y程度であった。平均干潮面では、平均腐食速度は0.25mm/y程度、最大腐食速度は0.45mm/y以上であった。海水中では、平均腐食速度は0.1mm/y程度、最大腐食速度は0.2~0.3mm/yであった(名古屋港)。  (3)肉厚減量の極値分布を用いて、平均干潮面と海泥中の最大腐食量の推定および各環境における腐食傾向の比較を行った。
全文 /PDF/no0461.pdf