研究について

研究成果

鉄筋コンクリート部材の有限要素法による非線形解析

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0460 1983年09月
執筆者 横田弘、清宮理
所属 構造部 沈埋構造研究室
要旨

 水深の大きい海域に建設される鉄筋コンクリート製の海洋構造物は、強大な波力や地震力などを受けることが予想される。これらの外力に対して、構造物が適切な安全性を有していなければならない。従来の弾性解析法では、構造物全体の安全性を実際の現象に即して合理的に評価できない場合が生じる。この際、構造物の非線形挙動をより正確に表現できる有限要素法によって安全性の評価を行うことが考えられる。
 本資料では、以下の項目での成果を取りまとめた。
1.鉄筋コンクリート構造物の有限要素法による非線形解析を行う場合の基礎的な情報の整理を行った。2.鉄筋コンクリートはりの解析を実施し、構成材料の力学的性質の計算モデル化の手法の相違や入力条件の値の設定などが計算結果に及ぼす影響を調べた。3.得られた計算結果が載荷実験結果をどの程度再現・追跡できるかを調べ、それぞれの計算モデルの妥当性を評価した。

全文 /PDF/no0460.pdf