研究について

研究成果

沿岸波浪観測テレメータの信号伝送方式

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0399 1981年12月
執筆者 佐々木弘、高橋智晴、菅原一晃
所属 水工部 主任研究官
要旨

 現在、港湾関係で使用されている沿岸波浪観測テレメータの信号伝送方式について、その内容と観測への適用方法について述べている。
 テレメータの方式には、伝送回線によって分類される直送式、無線搬送式、有線搬送式がある。いずれの方式も実用されているが、ここでは搬送式テレメータの信号伝送方式についてとりあげている。
 無線テレメータの方式では、超音波式波高計測定値伝送用として特殊なパルス位置変調方式と、その応用機種であるアナログ・ディジタル混合方式を開発し、現地観測へ導入した。現在このほかに、パルス周波数伝送方式とパルス符号変調方式が使用されている。
 有線搬送方式では、観測局と監視局が遠隔地にある場合のデータ伝達・機器制御を目的として、電々公社回線を利用したテレメータを実用化した。伝送方法としてはパスル符号変調とパルス周波数方式を採用している。

全文 /PDF/no0399.pdf