研究について

研究成果

沖縄県および奄美諸島の大地震時における地盤加速度

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0396 1981年09月
執筆者 北澤壮介、桧垣典弘、野田節男
所属 構造部 地震防災研究室
要旨

 沖縄県および奄美諸島における地震防災対策の基礎資料として、代表的な地点における大地震時の地盤の最大加速度を推定した。
 対象地点としては、奄美諸島から16地点、沖縄諸島から61地点、先島諸島から34地点の合計111地点を選定した。想定地震としては、過去に発生した地震のうち対象とした地域に最も大きな影響を与えたと思われる地震を選定し、奄美諸島、沖縄諸島にそれぞれ3つ、先島諸島に4つの合計10の地震を想定した。地盤の地震応答解析には重複反射理論を適用し、等価線型解析法により土のせん断弾性定数と減衰定数のひずみ依存性を考慮した。
 大地震時に予想される地盤の最大加速度は、奄美初冬では190~280Gal、沖縄諸島の大部分の地点で150~400Gal、先島諸島では50~410Galとなった。

全文 /PDF/no0396.pdf