研究について

研究成果

日本沿岸における波のエネルギー

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0364 1980年12月
執筆者 田端竹千穂、柳生忠彦、福田功
所属 設計基準部 主任研究官
要旨

 我国周辺に来襲する波のエネルギーの計算を行ったので報告する。全国の波浪観測拠点の中から17の代表港湾を選定し、1975年から1978年の4ケ年の波浪観測データに基づいて、波エネルギーの地域的特性、季節的変動、年変動について把握した。また、日本全体の波エネルギーについてもマクロな把握を行った。
 その結果、本州の日本海側と太平洋側に比較的大きな波エネルギーがあり、日本海側では、冬に、太平洋側では、春先及び秋に大きくなる傾向があった。また、平均の波エネルギーは、日本全体で3.1×107KWと算定された。この値は、昭和53年度の日本の総電力供給能力の1/3に相当する。

全文 /PDF/no0364.pdf