研究について

研究成果

沿岸海域の水の流れと物質の拡散に関する水理学的研究

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0360 1980年12月
執筆者 堀江毅
所属 海洋水理部 海水浄化研究室
要旨

 本論文は、港湾、海岸、内湾を中心とした既往の調査研究から、沿岸海域における水の流れと物質の拡散についての特徴を記述するとともに、二次元および三次元の数値モデルによる予測手法についてとりまとめたものである。数値モデルは今日最も広く用いられている差分方式を主体としたが、土砂拡散予測の一手法としてMAC法(Marker and cell法)による解析およびモンテカルロ法による解析についてもそれらの解法と一、二の適用例を示すことにより、合わせてこれらの特徴と適用性について考察を加えた。
 これらの考察から、沿岸海域における水の流れと物質拡散に関する特性、ならびに数値モデルによる予測手法の現状と問題点を明らかにした。

全文 /PDF/no0360.pdf