研究について
研究成果
波高計群による方向スペクトルを用いた反射波推定法の検討
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 019-03-02 1980年09月 |
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執筆者 | 合田良実 |
所属 | 水工部 水工部長 |
要旨 | 海の波の方向スペクトルを観測する方法の一つは波高計群による波形の同時記録であり、その解析手法として最ゆう(尤)法が分解能の高さで注目されている。そこで、不規則波形の数値シミュレーション手法を用いて最尤法の適用性を検討したところ、自由な進行波については二つの波群が重畳している状態を的確に識別できることが確認された。しかしながら、構造物からの反射によって重複波が形成されている状況では、入・反射波の位相干渉のために方向スペクタルによる入・反射波の分離性能が低下することが明らかとなった。このため、方向スペクトルを用いた反射波の推定には限界がある。 |
全文 |
/PDF/vol019-no03-02.pdf
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