研究について

研究成果

1978年宮城県沖地震港湾被害報告

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0325 1979年09月
執筆者 土田肇、稲富隆昌、野田節男、柳生忠彦、田端千穂、徳永省三、大槻有吾、平野忠告
所属 構造部 耐震構造研究室
要旨

 1978年6月12日宮城県沖に震源を有するマグニチュード7.4の地震が発生した。この地震によって、宮城県を中心とする各地の港湾施設および海岸保全施設に被害が発生、その被害額は約35億円に達した。港湾関係諸機関は強力して被害調査に当った。この報告はそれらの調査の結果をまとめたものである。
 この報告では、港湾地域強震観測の成果を中心とした地震動の資料、各港の施設(無被災施設を含む)および被災状況の資料等を収録した。対象となった施設の種類は各種係船岸、防波堤、護岸、臨港道路および鉄道である。更に、荷役機械ならびに仙台空港の諸施設についての資料も収録されている。また、石巻、閖上両漁港の被害も記録されている。
 被害の詳しい解析はこの報告には含まれておらず、物理的な被害の詳しい記録としてとりまとめられている。

全文 /PDF/no0325.pdf