研究について

研究成果

空港アスファルト舗装におけるグルービングの安定性に関する研究

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0308 1978年12月
執筆者 佐藤勝久、福手勤、佐藤峰夫
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 最近の航空機の大型化、高速化に対処して、離着陸時の安全性のより一層の確保のため、滑走路上にグルービングを設置することが多くなってきた。アスファルト舗装上のグルービングが所期の機能を長期にわたって持続するには、グルービングの安定性や耐久性が十分でなければならない。
 いくつかの空港での実績によれば、グルービング溝の目つぶれや角欠けといった破損がみられる。
 グルービングの安定性の向上のため、グルービングの破損について基本的性質を調べ、なおグルービングが施工される滑走路の表層材料、あるいはグルービングの施工時期などについて検討した。その結果、グルービングの安定性が大きい表層材料は、骨材粒度が従来のものより粗く、バインダーとしてゴム樹脂入りアスファルトを用いたものであること、グルービング施工までに表層は最低2か月は養生する必要があることなどがわかった。

全文 TECHNICALNOTE308(PDF/2,528KB)