研究について

研究成果

車止めの塗装の標準化について

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 017-02-04 1978年06月
執筆者 伊藤隆夫,阿部正美,久保清志,石塚修次
所属 設計基準部 主任研究官
要旨

 車止めの堅ろうで美しくかつ経済的な塗装系を検討するため、昭和47年4月に北九州港において素地調整、塗装系等を変えて塗装試験を実施した。試験実施後、5年6ケ月を経過した昭和52年10月に車止めの塗膜等の評価を行った結果、次のことがわかった。
1.素地調整は塗膜の耐久性を左右する最大の要因である。
2.塗装系については、1種ケレン高強度タイプが塗膜の評価、経済比較からみて最も優れている。2種ケレンの素地調整では、2種ケレン標準設計タイプよりむしろ2種ケレン従来タイプの方が優れている。
3.反射シートは、良好な塗膜上にはってあれば十分な耐候性がある。
4.強化合成樹脂製の車止めについては、十分に検討して使用すべきである。
 以上の結果をふまえて、車止めにおける塗装の標準設計改訂の提案を行った。

全文 /PDF/vol017-no02-04.pdf