研究について

研究成果

ネガティブフリクションに関する実験と考察(第2報)-アスファルトコーティング杭の現場実験-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 015-03-02 1976年09月
執筆者 高橋邦夫、沢口正俊
所属 土質部 基礎工研究室
要旨

 径50cm、長さ40mの鋼管杭を試験杭としてネガティヴフリクションの現場実験を行った。また、同じ杭にネガティヴフリクション低減工法としてのアスファルトコーティングを施したものが、固定式ジブクレーンの基礎杭として同地に用いられた。打設後約1年で地盤沈下量約2cmに対して、試験杭は沈下量約2mm最大動力90t程となり、アスファルトコーティング杭では沈下量・軸力ともに杭頭荷重によるもののであった。港湾構造物設計基準の方法、Bjerrumの方法、Zeevaertの方法、及び著者等の方法の4つのネガティヴフリクション計算法について、実測値と比較検討を行った。
 クレーン稼働時の測定とその考察、また付録として、ネガティブフリクション被害により撤去された旧基礎及びアスファルトコーティングの設計法についても記した。

全文 /PDF/vol015-no03-02.pdf