研究について

研究成果

捨石均し機の現地実験について

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0171 1973年12月
執筆者 菊谷徹、平山勇、白鳥保夫、小岩苔生
所属 機材部 特殊作業船開発室
要旨

 防波堤工事、護岸工事等に於ける捨石均し作業は従来より専ら潜水夫に依存している。しかし、捨石均し工事量の増大と相俟って潜水夫の絶対数の低下とその作業環境から潜水夫のなり手も少なくなって来ている。
 このレポートは工事の機械化を促進するために実用機を製作し現地実験を行なったので報告するものである。実験目的は、均し効果、均し作業能率等について求めることであるが、起重機船の機種による均し作業性、均し時の変動荷重、ブーム応力等の各種応力測定、「振回り」に生ずる力の測定等についても求めた。実験マウンドは、陸上(±0m)水中(-12m)の2箇所である。
 均し効果は、捨石の大きさ50~200kgに於て反覆均しによって±10~15cm程度の作業が可能であることが求められた。

全文 /PDF/no0171.pdf