研究について

研究成果

沈埋トンネルと地盤の相互作用に関する実験的研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 011-04-07 1972年12月
執筆者 青木義典、田淵民雄
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

 沈埋トンネル等の埋設管と地盤との相互作用について実験的に調べるため、試験槽内の地盤に任意の変形を与えることのできる地中歪みシミューレーターと呼ぶ装置を開発した。また、本装置を使用して、沈埋トンネルの模型に正弦波形の地盤変位を与えそれによって模型に発生する歪みについて調べた。
 本報告は、地中歪みシミューレーターの機構と性能について述べ、これを用いた実験の結果について報告するものである。
 実験の結果によると、沈埋トンネルの曲げに関係する横方向地盤反力係数および軸歪みに関係する軸方向地盤反力係数の両方とも、弾性波速度から求めた地盤の弾性率を用いたこれらの定数の推定は、実験結果に比べ10倍以上大きな値を与えることがわかった。

全文 /PDF/vol011-no04-07.pdf