研究について

研究成果

バイブロ・コア・サンプラーに関する現地実験報告

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0109 1970年12月
執筆者 小岩苔生、岩田尚生、宮崎昭児、渋谷洋一、白鳥保夫、菊谷徹、大平勝、藤井喜一郎
所属 機材部 特殊作業船開発室
要旨

本調査は、軟泥質土と砂質土を対象としての現地で、振動によるコア・サンプラーをその土盤に貫入させ、土質とその貫入特性を明らかにし、しゅんせつ土質の判定を試みたものである。
 コア・サンプラーの貫入速度とN値との関係は、砂質土に対し明瞭な結果が得られたが、粘土盤への振動貫入性状は、色々の要素が含まれて未解決の分野が多く、しゅんせつ土質を判定するにはむずかしい。しかしながら室内実験において、静的荷重で丸棒を粘土盤へ貫入させた際の現象よりその運動方程式を導き、貫入深さと貫入速度による土の抵抗要素を求め、調査結果に導入し振動による粘土盤への貫入現象と比較検討して、それらの貫入特性の傾向を求めたものである。

全文 /PDF/no0109.pdf